田崎史郎は「僕らの商売、リスクを取っている」と年金繰り下げを否定
もっとも、安倍政権が詐欺的手法まで用いて「年金繰り下げ」キャンペーンを展開している一方で、意外な人物がその努力を無にする本音をもらしてしまった。
その人物とは、安倍応援団のジャーナリスト・田崎史郎氏だ。13日放送の『ひるおび』(TBS)では、この年金繰り下げを誘導する説明書問題が取り上げられたのだが、田崎氏がその議論に割って入って、こう語ったのだ。
「でも、僕はもう65歳からもらってますよ。それは、今の仕事が来年までやれるか再来年までやれるか全然わからないじゃないですか。僕らの商売、一発失言したりスキャンダルあったら一挙に仕事なくなる。リスク取ってるんですよ」
ふだんはあれだけ安倍政権の言うことをなんでもかんでも正しいと喧伝している田崎氏なのに、自分がもらう年金については国の方針を無視して、繰り下げせずにちゃっかり給付を受けていたらしい。
田崎氏は1950年6月22日生まれでもうすぐ69歳。「今の仕事が来年までやれるか再来年までやれるか全然わからない」などと、その理由を語っていたが、定年退職後なら誰でもそうだろう。というか、安倍政権の太鼓持ちである田崎氏がそんな心配をする必要なんてない。実際、時事通信を定年退職後も、安倍応援団代表としてこれだけテレビに出まくり、自民党の講演会に出かけて何十万円というギャラを受け取り、今年の4月からは駿河台大学客員教授も務めている。
田崎氏は「一発失言したりスキャンダルあったら一挙に仕事なくなる」などとも言っていたが、田崎氏なんて失言だらけなのに、仕事は増える一方。なんなら、スキャンダルがあったって安倍政権にもみ消してもらえるかもしれない。
それなのに、こういうときだけ、庶民のふりして、給付を正当化するとは……。