山口が会員向けメールで秋元擁護したあと更新されないままのツイッター
ところが、指原、山口がここにきて、まるで申し合わせたように、秋元康を擁護したのだ。
指原の場合は、これまで『ワイドナショー』で一切触れなかった「事件と秋元康の関係」についてこのタイミングではじめて質問が飛び、それに答えるかたちをとったことをみても、“やらせ”のにおいがプンプンするが、被害者である山口までがなぜ、秋元康に謝罪する必要があったのか。
前述したように、山口は、「運営」とファンとつながっているメンバーに対しては批判してきたが、秋元康については公に名指しで批判などしていない。そう考えると、この山口の謝罪は、秋元康への批判を収束させるため、火消しのため以外に説明がつかない。
しかもこの秋元康への謝罪文が有料会員向けメールでの話で、山口がAKSの会見と同時進行で運営批判するなど、発信の場としてきたツイッターは更新されないままというのも、気になる。
事件発覚直後の劇場での謝罪の言葉も運営の指示で言わされていたと山口は後に告発したが、今回も同様のことが起きているのではないか。
もちろん、一方では、山口が仲介者の言い分を本気で信じ込まされてこの文章を書いた可能性もある。
しかし、いずれにしても、秋元康の責任が減じるということではまったくない。むしろ、こうやって、憎悪や怒りがメンバー同士にしか向かわず、トップや最大の利益享受者がなんら責任を取ることなく、手を汚さない。これこそが坂道系も含む秋元康の生み出したAKBというシステムの最大の問題なのだ。
これ以上の犠牲者を出さないためにも、ファンは、本当の権力者の責任をきちんと追及し続けるべきだろう。
(編集部)
最終更新:2019.05.05 09:09