AKB48公式HPより
本日25日、アメリカで記録的な興行収入を叩き出した映画『ワンダーウーマン』がいよいよ公開される。試写を観た人による評判も上々で、日本においても良い成績をおさめるのは間違いないとされている。
ただ、この映画をめぐり、映画の本編とは別のところで炎上騒動が巻き起こっている。日本版のイメージソングとして採用された乃木坂46の楽曲「女は一人じゃ眠れない」である。
ワンダーウーマンというキャラクターは、1941年に連載がスタートして以来、一貫して自立した強い女性の象徴であり、フェミニズムのアイコンとしてもしばしば使われてきた。昨年10月には、そういった功績が評価され、ワンダーウーマンというキャラクターが国連名誉大使に選ばれたりもしているのだが、そういったキャラクターに「女は一人じゃ眠れない」はちょっとありえない。
そのため、『ワンダーウーマン』のイメージソングとして「女は一人じゃ眠れない」というタイトルの楽曲が選ばれたというニュースが報じられた瞬間、映画ファンやアメコミファンからは異論が噴出。この映画を高く評価している映画評論家の町山智浩氏をはじめ、多くの怒りの声がネット上に溢れた。
とはいえ、『ワンダーウーマン』のイメージソングとして作詞を依頼されている以上、秋元康氏が映画の中身を理解せず曲を書いているはずもなく、このタイトルは逆説的なもので、中身をきちんと読めば『ワンダーウーマン』らしい歌詞になっているのではとも思われた。しかし、その淡い期待ははかなくも裏切られることになる。「女は一人じゃ眠れない」のサビはこんな歌詞だったからだ。
〈女は
いつだって
一人じゃ眠れない
(恋が邪魔をしているよ)
どうする?
感情が動いて眠れない
(胸のどこかが叫んでる)
寂しくなんか ないないない
誰かといたい〉
この『ワンダーウーマン』をはじめ秋元氏の歌詞に、女性蔑視思想があることは本サイトもこれまでたびたび指摘、批判している。つい先日も欅坂46「月曜日の朝、スカートを切られた」の歌詞も問題視する声があがり、本サイトでも記事にしているが、以下に『ワンダーウーマン』炎上問題についての記事を再録するので、是非とも読んでほしい。
(編集部)