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秋元康が書き乃木坂46が歌う『ワンダーウーマン』日本版イメージソングの曲タイトルが女性蔑視でヒドい! 町山智浩も激怒!

町山智浩はかつて秋元康が書いた女性蔑視的な歌詞を指摘

 町山氏は一連のツイートのなかで、ウェブサイト「歌詞タイム」に掲載されているHKT48「アインシュタインよりディアナ・アグロン」のリンクを貼りながらこのようにツイートしている。

〈こういう歌詞書いてる人が「ワンダーウーマン」のイメージソング? ちなみにワンダーウーマンはものすごい勉強家でルーブル美術館の学芸員です。〉

「アインシュタインよりディアナ・アグロン」は、昨年4月にリリースされたHKT48のシングル「74億分の1の君へ」のカップリング曲。その内容があまりに女性蔑視的であったことから、発売されるやいなや炎上した。

〈難しいことは何も考えない 頭からっぽでいい 二足歩行が楽だし ふわり軽く風船みたいに生きたいんだ〉
〈女の子は可愛くなきゃね 学生時代はおバカでいい〉
〈テストの点以上瞳の大きさが気になる どんなに勉強できても愛されなきゃ意味がない スカートをひらひらとさせてグリーのように〉
〈世の中のジョーシキ 何も知らなくてもメイク上手ならいい ニュースなんか興味ないし たいていのこと誰かに助けてもらえばいい〉
〈女の子は恋が仕事よ ママになるまで子供でいい それよりも大事なことは そう スベスベのお肌を保つことでしょう?〉
〈人は見た目が肝心 だってだって 内面は見えない 可愛いは正義よ〉

 ちなみに、ディアナ・アグロンはドラマ『glee/グリー』で、チアリーダーのクイン・ファブレー役を演じた女優。確かにクインは、「どうせこの田舎町を出られない」というあきらめから、容姿にこだわり、恋愛とスクールカーストの勝者になることだけを目指してきた女性として描かれ、好きでもない男の子どもを妊娠したりもする。しかし、シーズンが進み、グリークラブでの活動を通して人間的に成長したクインは、出産に向き合い、その体験をエッセイに書き、そして、最後はそのエッセイが高い評価を得て、名門のイェール大学に進学するキャラクターとして描かれる。

 また、そのクインを演じたディアナ・アグロン自身も〈頭からっぽでいい〉とは真逆の女優であり、2014年の国際ユース・デー(世界の子供及び若者の人権保護と社会参画を呼び掛ける日)にグローバル・シチズンシップ大使としてこんなスピーチを行っているという。

「28歳にして思うのが、私はとてもラッキーだったということです。私は初等、中等教育にアクセスできる国で育ちました。私はスポーツを楽しみ、希望の進路を追い求めることができました。私はリプロダクティヴ・ヘルスケアにアクセスして、自分が決断した時に子供をもち家族生活をスタートする時期を選ぶことができます。そしてゲイとレズビアンの友人たちは同性婚の権利を全米で獲得しました」
「しかし世界における18億人もの若者たちはそれほど恵まれてはいません。
世界には大人への移行期に、ジェンダー間の平等、教育機会の獲得、公共医療に関する乗り越えがたい困難に直面する多くの若者が存在します」

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