清水富美加はこの先大丈夫なのだろうか?(画像は『全部、言っちゃうね。~本名・清水富美加、今日、出家しまする。~』(千眼美子/幸福の科学出版)より)
まだまだメディアをにぎわせ続けている清水富美加の幸福の科学出家騒動。テレビ局が宗教タブーとバーニングタブーで腰がひけた報道しかできないことは予測していたが、意外なのはネットの反応だ。
幸福の科学の体質や洗脳疑惑が大々的に追及されるのだろう、と思いきや、所属事務所のレプロエンタテインメントへの非難が圧倒的多数を占めているのだ。
「やっぱりレプロはブラックだ」「タレントたちは奴隷のように扱われている」「清水富美加さんの扱いは幸福の科学のいうとおり奴隷契約だ」、さらには「幸福の科学はレプロをやっつけて」といった、幸福の科学を応援する意見も少なくない。
たしかに、レプロのブラックぶりは幸福の科学からこの間、しきりに流されてきた。月給5万円という低賃金に加えて、水着の仕事ややりたくなかった役での映画出演強要、さらに本間憲社長の守護霊インタビューと称して「仕事を断ったら干す」というような体質も攻撃された。
レプロ側も一応、反論しているが、宗教相手ということで腰がひけているのか、あまり具体的ではなく、説得力がない。しかも、レプロは能年玲奈に対してもタレントの人権を無視した扱いや常軌を逸した嫌がらせを行っており、ブラック体質が批判されるのは、当然ともいえるだろう。
しかし一方で、清水の出家先で、レプロを「ブラック」と攻撃している幸福の科学が「ホワイトな場所」かというと、どうもそうではなさそうだ。
報道の通り、出家した清水はこれから教団職員として働くことになるのだと思われるが、今月14日放送の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)でインタビューに応えた幸福の科学の専務理事広報担当・里村英一氏はその仕事内容をこう語っている。
「出家は24時間救済行の専門家になるということです。ですから、覚悟も、それから、普段からの自分磨き、心の磨きとかも、格段に在家の方とはちょっとレベルの違うものが求められる」
出家するということは、24時間いつでも宗教のことを考えるよう強いられることらしい。これだけでもなかなか大変だが、里村氏はさらにこのようにも語っている。
「出家になるというのはどういうことかというと、世俗の自分を捨てるんです。つまり清水富美加を捨てて、たとえば、『もう疲れた』、あるいは、『もう嫌だから』ということはないと。そういうリアクションは許されない。そういう意味ではまったくちがってきます」