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なべおさみのヤバい交友録第二弾! 暴力団や政治家だけじゃない、王貞治を手かざし治療、ハイジャック犯撃退…

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『昭和の怪物 裏も表も芸能界』(講談社)

 あの、なべおさみが新著を出版した。タイトルは『昭和の怪物 裏も表も芸能界』(講談社)。

 ちなみに、なぜ「あの」か、というと、なべは昨年、『やくざと芸能と 私の愛した日本人』(イースト・プレス)という本を上梓。そのヤバい内容で、読者を驚愕の渦に巻き込んだからだ。

 この本はとにかくヤバかった。タイトルにあるような、愚連隊のメンバーだった生い立ちや、ヤクザ人脈との関係を告白していたというのもさることながら、同書には、この世のものとは思えないなべの華麗な交友録と「裏の仕事」自慢がこれでもか、と書かれていたのだ。

 当時、芸能界のドンだったナベプロ社長・渡辺晋氏を「お屋形様」と呼び、「陰の世界の任務」を課せられる。加賀まりこが布施明との子を宿して未婚の母になる決意を固め姿を消してしまったときには、つてを辿り隠れ家を探し当て、森進一が独立を画策すればそれを阻止する。

 さらに、その活躍は政界にまで及んだ。

 実はなべが最も親しく付き合っていた政治家、それは安倍晋太郎であった。ご存知、安倍晋三の父である。

 ある日、なべは赤坂のお座敷で晋太郎から出馬要請を受けたという。しかし、なべは首を縦には振らず、同席していた「絵に描いた様な美人」を指さし、「彼女を立候補させれば?」と進言した。その「美女」は後に参議院選挙に出馬、そして大臣にまでのぼりつめた。その「美女」とは、元タカラジェンヌの扇千景だったのである。

 なべと晋太郎のエピソードはこれだけではない。晋太郎からの依頼で金丸信と会い「すまんが、北海道に入ってくれんかね」と鈴木宗男の選挙協力を打診された話は驚愕だ。この依頼になべがOKを出すと、金丸は「(テーブルの)下へ手を出して!」「両手を広げて!」と言い、なべの広げた両手にドサッと選挙資金を差し出したのだそうだ。

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