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“結婚に憧れる50歳”岡村靖幸の相談に川上未映子・松尾スズキ・Boseらサブカル既婚者が赤裸々結婚生活を告白

 あの二人がこんなしょうもないことでケンカをするとは……。緒川たまきといえば、文系カルチャーのマドンナ的存在。対談でもケラ自身が〈結婚直後は妬まれたりすることもあったみたいで。「KERAさん、刺されますよ」とか言われた(笑)〉と語っているほどだが、そんな緒川たまきも完璧な女性ではないそうで……。

〈欠点があるとすれば、お金に無頓着なことかな。それは、僕ら2人ともなんだけど。買い物で消費するとか、そういうことじゃなく、請求書とか忘れちゃうんです。で、家の電話がよく止まるという〉

 ケラ・緒川たまき夫妻の家の電話が支払い忘れで止まるとは。パブリックイメージとのギャップを感じるエピソードである。逆に、「イメージ通りだけど、そこまで凄いとは……」という逸話を暴露したのは、芥川賞作家の川上未映子。彼女の夫は同じく芥川賞作家の阿部和重だが、この夫婦は同じ部屋で執筆活動をしており、それがお互いに刺激を与え合っているという。しかし、その生活ぶりが半端なものではなかった。

〈たとえば、NHKの『クローズアップ現代』を観てその後5時間ぐらい議論になったりするんです(笑)。このあいだの橋下市長の発言(注:慰安婦問題をめぐる発言)については3日間ぐらい議論になってしまいましたし〉
〈私たちは話し合いがすごく好きなんですね。だから、面白いんですが、疲れるんです(笑)。午前中にそれが始まると、午後には声が枯れてきてしまって〉

 それ、逆に仕事のジャマになってないかと思わなくもないのだが、この議論がケンカに発展することもあるという。

〈特に、フェミニズムに関わる話題になると私はすごく緊張して話をするので、議論が白熱して大ゲンカになりますね。ただやっぱり、議論になると、お互い小説家だから、相手が何を言おうとしてその言葉を置いたかという読み合いになるんですね〉

 なんとも作家らしいエピソードだが、外野から見るとやはりこの議論が仕事のジャマをしているように見えてならない。まあ、会話のない夫婦よりは遥かに良いのかもしれないが。

 同じ作家でも、松尾スズキはこのような議論とは無縁。20歳年下の妻の尻に敷かれているようだ。〈女性と2人で飲みにいくのは控えてほしいとか、そういうことは言われますね〉という状況のなか、女優や女性編集者と仕方なくそういう会が開かれるときは逐一説明報告をしているなど、毒々しい作風からは想像もできぬ暮らしを送っているようだ。さらに、こんなことまで語り出す。

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