まだある。13年に改憲問題で「週刊プレイボーイ」(集英社)の取材を受けた中谷に関し同誌でこんなエピソードを暴露されている。
「まず驚いたのは、自民党の憲法改正起草委員長でもある中谷氏が『立憲主義とはなんぞや?』といった憲法学の基礎を理解していないどころか、肝心の自民党改憲草案に関する理解すら極めて曖昧であったコトだ」(同誌13年12月16日号より)
またこの際、中谷は憲法にある国民の三大義務「納税・教育・勤労」すら答えられなかったというのだ。
「さらに衝撃的だったのは、中谷氏が小学6年生でも学校で習う日本国憲法の基礎の基礎、『国民の三大義務』すなわち、納税・教育・勤労の義務を覚えておらず、『納税と教育と……あとはえーっと、扶養だっけ?』とおっしゃったコトだ。(略)国政においてこれほどの要職に携わる人物が、憲法についてこれほど『無知』だということは明らかに『国家安全保障上の大問題』だろう? その事実はもはや『特定秘密』に指定すべきだと思うのだが、どーだろう?」(同前)
安倍首相といい中谷防衛相といい、ようするに私たちの国はこんなただの“バカ”のいいなりになって、戦後70年間、大切に守ってきたものをドブに捨てようとしているのだ。
(伊勢崎馨)
最終更新:2015.06.09 07:03