小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

次男がボクサーデビュー! 辰吉丈一郎は家事や子育てに積極的な“フェミ夫”だった!

tatsuyoshi_150506.jpg
強面な外見とは裏腹に、フェミ夫ぶりを発揮する辰吉丈一郎(画像は『丈 辰吉丈一郎の軌跡』(梁川剛/ネコ・パブリッシング)より)

 伝説のボクサー・辰吉丈一郎の次男・寿以輝(18歳)が鮮烈のデビューを飾った。4月16日に大阪府立体育館で行われたデビュー戦では2R2分45秒で見事KO勝ちを収めたのだ。寿以輝の姿に、父・丈一郎の最強時代を投影し、興奮した人も多かったのではないか。

 なにしろ父・辰吉丈一郎は凄いボクサー“だった”。17歳だった1987年に全日本社会人選手権バンタム級で優勝し、以降アマチュア通算成績19戦18勝を収め89年のプロデビュー。同年9月11日にはKO勝ちで日本バンタム級王座を獲得、91年には国内最短記録でWBC世界バンタム級王者と駆け上がったのだ。

 貧困な父子家庭で育った悪ガキから一躍スターに駆け上がった丈一郎のファイティングスタイル、そして生き様もまた人々を魅了した。両腕をダラリと垂らすノーガード戦法、ビッグマウスで相手を挑発しながらも負けた相手にエールを送る律儀さ。網膜剥離を患うなど何度も引退を勧告されながら、それを拒否しあくまで現役にこだわり続けた。世界王座から陥落しても、その雪辱をバネに再び王座への挑戦を続けた。

「無責任に文句いうヤツには『なら、自分らやってみぃ』と言いたい」
「次に生まれ変わったらこうしたいとか言う人おるけど、次はないよ」

 独特の言い回しで、時には説教臭い語録も、また人々の記憶に残った。なんとも憎めないヤンチャ坊主、それが丈一郎だった。

 そして、丈一郎は44歳になった現在でも“現役”だ。2009年バンコクでタイ国内ランキング1位のサーカイ・ジョッキージムにTKO負けを喫して以降、試合は行われていないものの、しかし丈一郎は現在でも現役だと言い張りトレーニングも欠かさない。

 そんな丈一郎だが、実は家庭では意外な顔をもっていた。それが書かれているのが丈一郎の妻・辰吉るみの著書『辰吉家 天下無敵の子育て』(ネコ・パブリッシング)。そこには長男・寿希也と次男・寿以輝の子育て記録とともに、ファミリーの日常が描かれているのだが、この辰吉家、かなり風変わりな家庭なのだ。

 そもそも、辰吉家の家事や育児を一手に担っていたのは、父親であり現役のプロボクサーでもある丈一郎だった。

「辰吉家では、家庭を仕切るのは旦那です。料理や洗濯など家事を率先してやる旦那は私が手伝わなくても文句一つ言いません」

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する