まさに「人殺し」のための訓練。そういう意味では、自衛隊はすでに「軍隊化」が始まっているといっていいだろう。
もちろんその背後にいるのは安倍首相だ。おそらく、あの男は自分に酔いながら「我が軍はなんとしても領土を守る!」などと興奮して語り、今、自衛隊を戦場に送り込もうとしているのだ。
しかし、実際に血を流し、人殺しをさせられるのは末端の自衛官達である。この元自衛官は「これからは、自衛隊をやめる人がもっと増えるかもしれません」と語っているが、一方で、こんな危惧を表明している。
「(今後、懸念しているのは)元自衛官を政府がどう扱うかという点です。
今は、自衛隊を辞める時に、予備自衛官や即応予備自衛官になるか、何の関わりも持たないかを選びます。でも、集団的自衛権の行使で、自衛官のなり手が少なくなっていった場合、予備自衛官にならなかった人も有事の場合は召集されるのではないかと考えています」
「安倍の引き起こす戦争で死ぬ」という恐怖に、誰よりも自衛官たちがリアリティを感じ始めているということだろう。
(野尻民夫)
最終更新:2017.12.19 10:27