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下ネタ好き、ゲイ疑惑…テレビが語らない高倉健の“意外な一面”

●「黒澤監督って怖いの?」…健さんは“恐がり”だった!?

 1985年に公開された黒澤明監督の映画『乱』に、ほんとうは健さんが出演する予定だったというのは、よく知られたエピソードだ。黒澤監督は4度にわたって健さんに直談判したというが、ちょうど『居酒屋兆治』の準備と重なっていたため、断ったという話である。だが、これには裏話があるらしい。というのも、健さんは黒澤監督からオファーがあった直後、『影武者』で黒澤組経験のある萩原健一に連絡し、ひそかに「黒澤監督って怖い?」と尋ねていたというのだ。……『昭和残侠伝』などの任侠シリーズで見せた問答無用の格好よさ、強さを思うと、「映画を断ったら怒られるかな?」と心配している健さんの姿は意外であり、そして何より、微笑ましいではないか。


 健さんと親交のあった左とん平は、健さんの魅力について訊かれた際に「今はなんでも情報が出る時代だけど、わかんないところがいいんだよ」と話している。──今回、いくつかのエピソードを紹介してきたが、これも健さんの断片。多くの人がここまであこがれ、惹かれ、「こうあってほしい」と人格にまで想像をふくらませるような俳優は、きっと健さんが最後なのだろう。
(サニーうどん)

最終更新:2018.09.27 01:01

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