しかし、堀江氏がツイッターで反論したことから、さらに騒動は広がる。もちろん、堀江氏の理不尽を批判し店側を擁護する人もいたが、堀江氏の扇動とスリカエ・詐術に乗っかって店側を攻撃する人はさらに増えた。
たとえば、堀江氏の元部下でありホリエモン・エピゴーネンである田端信太郎氏も参戦し、ツイッターで店をこんなふうに攻撃。
〈一般公開して営業してる飲食店ってのは、一定の公共性があると思います。
「ホリエモンは嫌いだから俺の店から出てけ!」が許されるなら、「黒人は嫌いだから俺の店から出てけ!」も許されることになるのでは?〉(9月26日)
これはあまりに悪質なすり替え攻撃だろう。この店は「一行にマスク着用していない人がいたから」入店を断ったのであって、「ホリエモンが嫌いだから出て行け」などとは言っていない。堀江氏のFB投稿を見てもそんな記述は一切ない。それに「ホリエモンは嫌いだから店から出てけ」と「黒人は嫌いだから俺の店から出てけ」は、前者が特定の個人を何らかの理由で入店拒否しているのに対し、後者は属性を理由に入店拒否するという典型的な差別であり、まったく異なるものだ。前者はその理由により妥当な場合もあるが、後者は断じて許されない。
田端氏は、二重のすり替えによって、まるでこの店主が人種差別でもしたかのような印象操作までして攻撃したのだ。
だいたい、自分たちははるかに規模の大きい企業に関わっていながら公共性への意識などこれまで微塵も見せたことのない人間が、「一定の公共性」なんてどの口で言っているのか。