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新年特別企画◎安倍政権御用ジャーナリスト大賞(後編)

「御用ジャーナリスト大賞」に輝いたのは誰だ? “今度は清和会で講演”三浦瑠麗、ジャパンライフ疑惑の田崎史郎をおさえてあの人が!

2位●三浦瑠麗
「桜を見る会」批判を“呼ばれていない人たちの嫉妬”にすり替え! 今回は安倍首相出身派閥の清和会での講演も判明

 ランキング常連の三浦瑠麗氏が惜しくも2位。この自称・国際政治学者は2019年もテレビやSNSなどで“神目線”の政権擁護を連発。自分も安倍政権に招待されて参加した「桜を見る会」をめぐっては、『朝まで生テレビ!』で「ダメージコントールとして安倍政権の側から見た時にはまちがった」などと発言。“政権側の人間”であることをポロリと自白していた。
 そんな三浦だが、2019年はとくにTwitterでの珍言・妄言が目立った。たとえば「桜」問題では〈桜を見る会が中止に。おそらく「国民感情」への配慮。時の権力者が催す宴には「なぜあいつが呼ばれた」になりがち。全ては国民感情次第ということなのでしょう〉などと“呼ばれていない人たちの嫉妬”にすり替えて大顰蹙。
 「表現の不自由展・その後」については〈公共の場を借りた展示が、多くの人の学習意欲を満たし、十分に教育的で説明的であってほしい、という需要に応えるものになっていくことが求められている結果〉〈大衆の時代においては、見たくないものに対する圧力も、権力というよりは一般社会から生じるのであって、まさに「大衆とアートとの関係」こそが問題となってくる〉などと中身スカスカの“なんちゃって評論”を展開し、「意味不明」「芸術への公的助成の理念をまるでわかっていない」と失笑を買った。
 本サイトが何度も指摘してきたように「当たり前のことを前置いて聞き手を納得させ、その流れで唐突に政権擁護へ切り替えて全体が正しいかのように錯覚させる」という三浦論法のトリックは、もうほとんどの人にバレてしまっている。ある意味、政権擁護がダダ漏れになり始めたのも、この浅薄な自称学者の唯一の武器が通用しなくなったからだろう。
 ちなみに三浦氏は2019年3月に永田町の豪華オフィスに事務所を移転。「(株)山猫総合研究所代表就任&新オフィス披露カクテルパーティー」を開き、当時参院議員だった山本一太群馬県知事など政治家も招待していた。また、2017年は自民党山口県連で講演をして、自民党本部と県連から合計62万7580円を受け取っていたことを指摘したが、2019年は安倍首相の出身派閥である清和政策研究会(細田派)の勉強会で講演をおこなったことがわかった。政権与党とこんな関係を築きながら公平性が担保できると、この学者センセイは本気でお考えなのか。
『AbemaPrime』で三浦サンから「『保守速報』禁じるんだったら『リテラ』も禁ずるべき」とのお言葉をいただいた本サイトだが、今年も積極的に三浦センセイの政権御用発言をチェックしていく所存である。

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