小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

徳井問題でまた吉本興業が無責任対応…それでも上層部に媚びる芸人たち! 西野、梶原、又吉ら意識高い系芸人も全面擁護

 しかし、西野や梶原はそろってこうした問題を一切スルーして、全て“劇場を運営しているから”“若手の育成のため”という美談にすり替えてしまったのだ。

 実は、西野は、9月20日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ)で大崎会長のことが大好きでよく食事に行っていることを自慢していた。今回、「劇場に金がかかっている」という話も会長に吹きこまれたもので、上層部に点数を稼ごうとしてわざわざこんな擁護論を口にしたのではないか。

 それにしても、自分たちの「新しさ」をあれだけ自慢しながら、相手が強いと途端に手のひらを返して、旧態依然たる体制を全面擁護するとは、ご都合主義もいいところ。とんだ“意識高い”系ではないか。いや、本当に変えなければいけないシステムを批判せず、社会的弱者相手に「意識を変えろ」と説教するのは、この国の“意識高い”系に共通する特性なので、むしろ、王道というべきなのか。

 いずれにしても、“意識高い”系の芸人のエセっぷりが完全にあらわになったこの日の『ボクらの時代』だったが、一つだけ核心をつく発言があった。話題が恋愛、結婚観になった際、西野が結婚をしない理由を「俺、結婚したら絶対不倫するなって思って」と話しながら、こんなことを口にしたのだ。

「みんな言わへんようになったけど、芸人、全員、ヤリチンじゃない。情報番組の司会やっている方とか、コメンテーターさん、全員やりまくってるじゃん。でも一応、他人の不倫はダメだとか言っているけど、こいつらなに言ってるのかな、みたいなのはあるよ」

 たしかに、これは西野の言う通りだろう。テレビをつけると、芸人がワイドショーの司会やコメンテーターに進出し、不倫問題を偉そうに説教しているが、彼らのなかには、女性をモノのように扱うキチクぶりが有名な芸人も少なくない。

 いや、不倫だけではない。徳井の所得隠し、申告漏れ問題でもワイドショーコメンテーターの芸人たちは必死になって、「ありえない」「タチが悪い」などと徳井を糾弾していたが、実際、多くの芸人は無申告でないというだけで、徳井同様に節税用の会社を立ち上げ、プライベートの旅行や衣装を経費で落としている。どの口が言うか、と言う話だろう。

 もっとも、手のひら返しは、前述したように西野だって同じ。ワイドショーに進出し始めた古いタイプのひな壇芸人だろうが、自称“新しいことをやってる”意識高い系芸人だろうが、この世界では結局、厚顔無恥になれないと生き残れないということなのだろう。

最終更新:2019.10.30 11:54

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。