しかも、『月曜から夜ふかし』では、ジュリー氏が推す関ジャニ∞・村上信五とマツコを共演させた。当初、マツコはジャニーズと絡むのは面倒くさそうだと難色を示していたというが、それを田中氏が説得し、スタートにこぎ着けたと言われている。
そして、これがきっかけで、マツコはジャニーズ・ジュリー副社長系の人脈に組み込まれ、嵐をはじめとするジュリー系のタレントと共演がどんどん多くなっていく。また、一方では、当時、中居正広と裏番組で被っているケースが多かったマツコはSMAPとはほとんど絡みがなく、「共演NG」の噂すら囁かれていた。
このマツコとジュリー派の関係はSMAP解散後によりはっきりした。それは木村拓哉との関係の変化だ。マツコが木村と高校の同級生であることは有名な話だが、SMAP解散まで二人は一度もテレビ番組で共演したことがなく、同級生というのもタブーだった。ところが、木村がSMAP騒動でジュリー派に寝返った途端、マツコの『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日)に出演、「元同級生」トークを繰り広げたのだ。