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加藤浩次と吉本・大崎会長の会談の直前、「友近」が退陣を求める加藤を支持し、体制維持派の松本人志に違和感表明



 “難航する話し合いの空気を変えるために岡本社長は入ってきてくれた”“でもスベっていた”などとリアリティたっぷりに証言した藤原副社長だったが、じつはその場にいなかった──。これが事実なら、この期に及んで吉本上層部は嘘を重ねているということになるのだ。

 このように岡本社長と藤原副社長の嘘を告発し、「まだ嘘をつく、ごまかそうとしているように見えた」と批判した加藤だが、さらに踏み込んで、こんな発言もしていた。

「今回、非公開ですけど、吉本の株主ということがあきらかになった。在京・在阪5社のテレビ局がそこ(吉本の株主)に入っている」
「大きな括りとしても、やっぱりその株主というのは動けますから、株主が50%以上かな、過半数以上持っていたら、これは取締(役)以降を替えるということの動きもできます。そこの動きができるのか。そして、まだいまの芸能界というのはできないのか、ってことが問われる部分があると僕は思いますけどね」

 亮が会見で吉本側から「『在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫やから』と言われた」と告白したが、実際、吉本のHPにも株主として、フジ、日テレ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京の在京5社、朝日放送、MBS、関西テレビ、讀賣テレビ、テレビ大阪の在阪5社が入っている。こうした民放テレビ局各社が、株主として吉本の姿勢を正し、健全化に向けて働きかけを行い、大崎会長や岡本社長を交代させるべきではないのか──。加藤はそう訴えたのだ。

 そして、冒頭に紹介したように、きょう夕方、大崎会長と話し合うことを報告し、「この体制が続くんだったら僕は吉本興業を辞める」という意思に変わりはなく、それを大崎会長に伝えることを宣言した。

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