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浅田真央引退会見で一切触れられなかったNGワード! なぜ真央ちゃんはメディアタブーとなったのか?

●浅田真央がタブーになった理由、二つの本の出版中止事件

 では、浅田真央はいったいなぜ、こんな強力なタブーになってしまったのか。母親、匡子さんの存命中は匡子さんがメディアを押さえ込んでいるといわれていた。

「匡子さんは真央を守るためなのでしょうが、少しでも気に入らない報道や記事があると強固にクレームをつけていましたからね。当時の真央は実力、話題ともに絶頂期であり、真央の活躍を取材し続けたいメディアは、その意向に逆えるはずもありませんでした」(出版関係者)
 
 実際、真央に謝罪したことのある『とくダネ!』MCの小倉智昭は、匡子さんが危篤と報じられた11年12月9日の同番組で、それを示唆する発言をしている。

「大変熱心に、真央ちゃんに関する記事とかテレビとかをご覧になってね。それに対していろいろ意見をお持ちだったりとか、……ま、本当に真央ちゃんのために尽くしてこられたという方」

 また、匡子さんの強硬姿勢のひとつとして語られているのが、評伝の出版中止事件だ。2010年ごろ、『もしドラ』こと『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の作者・岩崎夏海氏による真央の評伝が企画され。取材が進んでいた。当の岩崎氏も自身のブログで「浅田真央さんの本を書くことになった」と表明。『もしドラ』を累計202万部というベストセラーにした作家と、国民的アスリートの組み合わせは当時大きな注目を浴びた。しかしそれは結局、実現することなく“お蔵入り”してしまったのだ。

「この本は版元も日経BPと決まっていたのですが、岩崎氏の取材のやり方に真央サイドが不快感を示し、出版は白紙撤回されたのです」(出版関係者)

 しかし、こうした出版中止事件は、匡子さんの死後も起きている。12年2月にはポプラ社から発売予定だった真央の初エッセー『大丈夫、きっと明日はできる』が突然、発売中止になっている。その原因は出版直前、母親の匡子さんが逝去したため、出版社側が本の告知ポスターに「ママ、ほんとうにありがとう」というコピーを無断で使用したことだった。

 ポスター回収だけでなく、入稿もすんでいた本が出版中止になってしまう。いかにメディアが真央に気を使い、恐れているかがよくわかるが、匡子さん亡き後、誰がこういうクレームをつけていたのか。これらの強い姿勢はどうも、真央本人の意向が強く働いているようだ。

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