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吉田豪とあさの☆ひかりがグラビア&アイドル業界の搾取と枕事情を暴露!「愛人コースどう?」と

〈いまや雑誌のグラビアは、ほとんどがDVDのパブ(宣伝)写真。アイドルには、ギャラが発生しません。DVDも制作費は一本100万円程度で、アイドルは10万円ほどのギャラを事務所と分け合う形になります〉
〈良心的な事務所なら、少ないながらも正当なギャラがもらえる。だがヒドいところだと、事務所とアイドルの取り分の比率が、8対2や、9対1のところもあるという〉(「週刊大衆 臨時増刊」12年11月20日号/双葉社)

 また、こういった問題もある。

〈イベントや、撮影会、それに今はグラビアの撮影でも、自前衣装ということも少なくない。贅沢するつもりがなくても、そういった現場に同じ服は着ていけない。手取りで1万円にもならない仕事だろうと、パブ扱いでノーギャラの仕事だろうと、1回あたり、1~2万円の洋服代はかかる。毎月の給料じゃ全然足りない〉(「宝島」13年10月号/宝島社)

 本業で食べていくことができないのであれば、バイトでなんとか食いつないでいくしかないわけだが、それにもまた制約があるようだ。「週刊プレイボーイ」(集英社)17年1月30日号のインタビューでグラビアアイドルの水野夏子はこのような苦労を語っている。

「バイトは必須なんですが、急にオーディションが入ったりするから、いろいろ融通の利くところを選ぶと、バイトの種類もかなり限られてしまうんですよ」

『何度か消されかけましたが〜』でも、前著『芸能界の裏側ぶっちゃけていいスか〜』で出てきた月200万円での愛人契約話と同じように、業界関係者から愛人契約をもちかけられる話が登場する。このような話がゴロゴロ転がっているのは、彼女たちの置かれている状況や懐事情を利用しようとしている業界のオヤジたちと、グラドルたちのせめぎ合いが日常化しているということなのだろう。

 そして、『何度か消されかけましたが〜』のなかでも、ひと際度肝を抜かれてしまう話が「枕営業」に関する暴露である。

 アイドルに関する「枕」話は本当に多い。近年の代表的なものだけでも、アイドルグループ・仮面女子のメンバーが所属事務所社長による性接待強要を暴露した件、芸能プロダクション・センディングの代表が芸能界デビューをちらつかせた中学生女子にわいせつ行為を強要し逮捕された件、グラビアアイドルの小泉麻耶が元所属事務所幹部から性接待を強要され被害届を提出した件、眞鍋かをりが元所属事務所との事務所移籍訴訟のなかで枕営業の存在を示唆した件……報道されたものを並べただけでも枚挙に暇がない。

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