以前イープラスで発売されたAKB48とジャイアンツコラボ企画の「AKB48シート」(イープラス特設サイトより)
昨年は福田聡志、笠原将生、松本竜也の3選手、そして今年になって新たに高木京介選手の関与も明るみとなりながらも、結局ペナント開幕までに全容解明まではいたらなかった野球賭博問題。
発覚当初は大問題となったが、開幕とともに話は一気に風化。賭博問題と同時に出てきた「声出し」や高校野球くじに関する話題とともに、今後は一気にうやむやとなりそうな気配が濃厚だ。
この状況に、裏でこっそり関与していた野球賭博関係者はさぞかし胸をなでおろしていることだろう。そして、この男も、そのうちの一人なのではないだろうか──。
その男とは、秋元康とともにAKB48をつくった創始者の一人にして、AKB48の運営会社である株式会社AKSの前社長・窪田康志氏である。
彼は過去、「週刊文春」(文藝春秋)2011年8月11日・19日合併号で野球賭博常習者であったと報じられたことがある。
誌面によれば、AKB48が誕生する前の04年のシーズンから10年のシーズンまで年間億単位の額を野球賭博につぎこんでいたという。
彼は大のギャンブル好きとして有名で、多数の競走馬の馬主としても知られている。AKB48の創始者は秋元康、窪田康志、芝幸太郎の三人で、「AKS」という名前は、秋元の「A」、窪田の「K」、芝の「S」と三人の名前の頭文字をとったものというのはファンの間では周知の話だが、「週刊文春」によれば、この窪田と芝の出会いは芝が経営していた裏カジノの常連客が窪田であったというところから始まっており、そういう意味では、AKB48は発足前から裏ギャンブルとは深い縁があったとも言える。
しかし、この件で問題なのは、窪田氏が違法な野球賭博に関与していたということの他にもう一つある。AKB48と野球、特に読売ジャイアンツは浅からぬ関係があるということだ。