さらに番組の“私物化”といえば、『とくダネ!』(フジテレビ系)の小倉智昭も目にあまる。仲が良いという橋本聖子に高橋大輔への「強制キス」問題が取り沙汰されると、番組内で「ぼくなんかも何回も橋本さんとハグはしているんですが。キスはしてないですけど」「誰が意図的にこういうことを流したのか」と橋本を擁護。自分と関係のない人物だとバッサリ斬ることも多いが、たとえば自分が大好きな絢香や華原朋美には思いきり肩入れする。これでは情報番組というより、たんなる“小倉劇場”である。
ワイドショーといえども、番組とはキャスターの利益追求のために放送されるものではない。所属事務所のパワーバランスのために動く宮根はキャスターなどではなく、ただの小間使いだ。
(時田章広)
最終更新:2015.06.05 08:53