99年に、児童買春・児童ポルノ禁止法が施行されるまでは全裸の少女がモデルの写真集も書店で購入でき、ビデオも販売していた。しかしこうした児童ポルノ映像は「成人女性のAVに比べて著しく完成度が低い」ということから「だったら満足できる『ポルノ』を自分でつくってしまおう」と、同人誌に漫画を発表し始めたのだという。
青柳さんは、幼児に性的な魅力を感じる感覚について、作者にこう語った。
「幼い子どもの発想はかわいい。蚊を叩こうとしたら『トンボの赤ちゃんだから叩いちゃダメ』と言うし、マンホールを見れば『でっかい10円玉がある』という。しぐさも寝顔も、頭と身体のアンバランスもかわいい」
一般的にはそのような幼い子どもの仕草についてセクシーさを感じないが、青柳さんによれば「そのかわいさが『色っぽい』『セクシー』といった感覚と直結している」というのである。しかし、そうした欲望を覚えることはあっても、恋愛感情を抱いたり犯罪に走ることは無い。
「幼女は恋愛なんて理解できません。こちらが思いを寄せたところで、“話をよく聞いてくれる仲良しのおじちゃん”程度にしか思われない。片思いに終わることは目に見えています。かといって、幼女が恋愛を理解する年齢に成長するまで待てば、3〜7歳というストライクゾーンから外れることになる。だから一人の女性を愛し続けることはできないし、両思いにもなれない。ロリコンは報われない」(青柳さん)
できることなら、性交渉だってしてみたい、だが、女の子が不幸になるのはいやだ。そんな思いが、欲望の暴走を食い止めている。この“食い止め”に際して、児童ポルノは効果があるとも、青柳さんは語る。
「男は射精さえすれば性的欲求がおさまるもの。そして射精させることによる抑止力として、児童ポルノは現実に効果があるというのも否定できない事実」
年々厳しくなる児童ポルノ禁止法についても、複雑な心境をのぞかせている。
「異性愛を法律で禁じても、誰もが同性愛者にはなれません。同様に、いくら規制を強化しても小児性愛はなくせません。小児性愛者が十分に満足できる代替手段を与えずに、1カ所を締めつけても、別の場所で性欲が噴き出すだけ。実際のところ、子どもに手を出さず、何とか踏みとどまっている多くの小児性愛者にとって、最後の砦が児童ポルノ。無遠慮に規制したら、今度は現実の女児に向かいかねません」