「コロナのデータと科学的根拠のある議論」が聞いて呆れる、河野の恣意的なデータ利用とデマ
というのも、本サイトでも既報のとおり(https://lite-ra.com/2021/07/post-5939.html)、河野氏は全国の自治体からワクチン供給不足の悲鳴があがっていた最中、お得意の英語で発信している自身のTwitterアカウントに、世界のコロナ関連データを集計している「Our World in Data」の「人口100人あたりの1日のワクチン投与量」(7日間平均)の表を貼り付けた上で、〈Vaccination in Japan. Not bad, isn’t it?〉(日本のワクチン接種。悪くないでしょう?)などと投稿した。
しかし、今年1〜2月の段階から接種をスタートさせていたアメリカやイギリスはその時点ですでにかなりの量を接種し終えており、たんに日本はそれらの国から遅れに遅れて接種をスタートさせ、その時点で急激に右肩上がりとなっていたというだけ。これには英語でツッコミが相次ぎ、河野氏はとんだ笑い者になったのだが、しかし、その後も懲りることなく、一見すると日本の接種状況が良く見える恣意的なデータをもって“日本スゴイ”を煽りつづけたのだ。
また、河野氏は政策パンフレットの「主張と政策」のなかでいちばん最初に「命と暮らしを守る政治」を掲げ、その具体的な中身として〈最新の科学的知見に基づいたわかっていること、わからないこと、できること、できないことをしっかりと国民と共有し、謙虚に、わかりやすい対話をしながら決めていきます〉といの一番に挙げているが、すでに河野氏にはワクチンにかんして科学的知見を無視したデマを流した前科がある。
こちらも本サイトで既報のとおり(https://lite-ra.com/2021/09/post-6012.html)、7月に公開された人気YouTuberのはじめしゃちょーとのコラボ動画のなかで河野氏は「いろんな国の様子を見てると、たぶん発症しないとか重症化しないだけじゃなくて、ワクチンを打ったらたぶん感染しないっていうことも言えるんだと。だんだん、いろんな研究を見ると、感染しないって言えるんじゃない?ってところまで来てるんで」などと、ブレイクスルー感染の可能性を完全に無視した発言をしているのだ。