当時も『ワイドナショー』でも自分のツイートの差別的本質を認めず「自分は被害者」と主張するつるの
いずれにしても、こうした流れや経緯を見れば、つるのが農水省の農作物盗難被害の注意喚起ツイートをRTする際に、意図的に外国人の仕業であることをほのめかすツイートをしたのは明らかだろう。つるのが、日常的に外国人ヘイトを連発しているネトウヨ文化人をフォローしていた事実もある。
改めて言っておくが、犯罪は個人の問題であり、国籍、外国人か日本人かは関係がない。事実であったとしても「犯人は外国人」とあげつらい、「外国人による犯罪」などと強調することは、それ自体がヘイトスピーチであり、前述したように、最悪の場合はヘイトクライムを引き起こす可能性もある。
実際、つるののツイートと前後して、外国人のことを何も書いていなかった農水省の注意喚起の投稿にも外国人排外を訴える差別的なリプが殺到する事態となっていた。
〈被害防止はむやみに外国人を入国させないことです!〉
〈農林水産省がメインでは有りませんが、外国人を無防備過ぎに入国させた為に起きている事件〉
〈農水省も分かってると思いますが、外国人が地方に入り始めてから、圧倒的に増えてます〉
にもかかわらず、つるのは当時、こうした差別的コメントをいさめるどころか、「目星はついてる 畑近くの工場で働いてる外国人」「あそこ怪しすぎて困っています」などと露骨なリプまで飛ばしていた。そして、一方では、批判に対して、こう反論していた。
〈日本人だろうが外国人であろうが、農産物を盗む行為は歴とした犯罪。差別でもなんでもなく事実です。今回は武士の情けで許しました(義弟)が、このような言いがかりをつけられることは予想もしていませんでしたので次こそ必ず通報致します。近隣の畑も同じ被害を受けてますので連携して防犯に努めます。〉
〈敢えて国籍やら今回伏せてますが、言いましょうか?偏見?犯罪は犯罪です。〉
〈皆さん気分害してごめんね!!被害者側がなんで糾弾されなきゃいけないのか?!理不尽すぎてホントアタマくるわ〉
そして、あれから1年弱。少しは反省したかと思いきや、まったく同じごまかしで、「差別なんてしていないのに、差別といわれた」と言い張っているのだ。
しかも、『ワイドナショー』にノコノコ出てきたところを見ると、“政権応援団活動”を再開するつもりなのではないか。懲りない男、というほかない。
最終更新:2021.06.28 04:36