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自民党から出馬予定の森下千里がすでにネトウヨ化!?「トランプは人権問題に力を入れた」と主張 杉田水脈やほんこんをフォロー

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森下千里Twitter


 きょう報じられた、元グラビアアイドルの森下千里氏が次の衆院選で自民党から出馬するというニュース。本人はまだ出馬を明言していないが、自民党県連はすでに宮城県第5選挙区支部の支部長に森下氏を充てる方針を固めており、取材にも、次期衆院選で宮城5区の公認候補となることを認めている。14日に出馬会見を開く予定で調整しているらしい。

 しかし、名古屋出身の森下氏がなぜ宮城5区から出馬なのか。報道によれば、森下氏は「東日本大震災からの復興に強い思い入れを持っている」というが、最近のツイッターやインタビューなどをみても、3月7日に「東日本大震災から10年をきっかけに行動しよう」と、防災士の試験を受けることを報告しているくらいで、震災や復興に言及している形跡はほとんどない。

 報道が飛び出したタイミングといい、自民党が単なるタレント候補を震災を政治利用して担ぎ出しただけというににおいがプンプンしてくるが、この森下氏の出馬にはもうひとつ気になることがある。というのも、森下氏がネトウヨに毒されているのではないかという疑いがあるからだ。

 懸念材料は彼女のツイッターだ。昨年までは政治的な発言がほとんどないのだが、今年の2月3日、森下氏は、こんなツイートを投稿している。

〈#池上彰のニュースそうだったのか
トランプ前大統領が人権問題に力を入れていたのは周知の事実。
それなのに、否定するような池上さんの発言が放送されてしまうなんて…
みんながしっかりと #ウイグル問題 に目を向けて欲しいです!〉

 黒人差別や移民排除を助長してきたレイシスト・トランプ前大統領について「人権問題に力を入れていたのは周知の事実」って、いったい何を言っているのか。

 実はこの主張、当時、ネトウヨのトランプ支持者たちが池上彰氏に対してやった炎上攻撃そのまんまなのである。

 1月30日放送の『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日)で司会の池上氏が、中国政府によるウイグル自治区、香港の民主化運動弾圧の問題について「トランプ大統領、これまで何も言ってきませんでしたからね。全然、こう、人権問題に関心がなかったわけですね」と解説したところ、トランプを熱狂的に支持し、「大統領選挙は不正だ」というフェイクをふりまいていたネトウヨたちが、「池上彰がデマを拡散した」「トランプ大統領は中国の人権問題に熱心に取り組んできた」と総攻撃を仕掛けたのだ。

 しかし、デマを振りまいたのは池上でなく「トランプ大統領はウイグルや香港などの人権問題に熱心だった」などとわめいていたトランプ信者・ネトウヨ連中のほうだ。

 彼らは2020年になってトランプがウイグル人権法案などに署名し、中国への非難声明を出したことを持ち出しているが、これは民主、共和両党が超党派ではたらきかけ、トランプが大統領選に向けたパフォーマンスとして応じたにすぎない。

 実際、トランプが対中外交で強硬だったのは貿易問題だけで、人権問題に関心がなかったことは「ニューヨークタイムズ」はじめ複数のメディアが報じているし、元側近のボルトン元大統領補佐官が出版した回顧録にも、トランプが習近平からウイグル族の収容施設建設の理由を説明された際、“正しいことであり、建設するべきだ”と応じた、香港の問題でも“私は関わりたくない”と述べたとする記述がある。

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