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安倍首相は本当に病気なのか? 辞任表明以降一度も病院に行かず、「敵基地攻撃能力保有」ぶちあげ最後のレガシーづくりにやる気満々

辞任発表で支持率アップしたとたん安倍首相がやる気満々に 3度目の登板の可能性も

 大前提として、総理をつづけられないほどに持病が悪化しているならばすぐに首相臨時代理を立てて辞任し休養をとるはずだが、辞意表明会見でも「幸い、いま新しい薬が効いておりますので(次の総理が決まるまで)しっかりと務めていきたい」「私の体調のほうはですね、基本的には、その間(次期総裁が決めるまで)は絶対に大丈夫」と自ら太鼓判を押していた安倍首相。そして、辞意表明前はメディアに事前情報が流れるかたちで2週連続で通院したのに、辞意表明後はそれもなし……。こうした点を考えても、結局、安倍首相が辞任を決めたのは「持病の悪化」というよりも、新型コロナ対策で国民からの厳しい批判に晒され、国会を閉会しても内閣支持率が上昇せず、悲願の任期中の改憲や東京五輪開催にも暗雲が立ち込め、嫌気がさしたというのが本音なのだろう。

 それが、国民からの同情を買おうと「持病の悪化」を理由に辞意を表明したら、案の定、支持率が急増。これにすっかり気をよくし、改憲を自身の手で果たせなかったことの代わりに、憲法を骨抜きにする敵基地攻撃能力の保有に向けた「ミサイル阻止」を「レガシー」にしようとしているのだ。

 いや、それどころか、安倍応援団からは「安倍第3次政権」に期待を寄せる声まであがっており、今回の談話は「さすが安倍総理」「やはり安倍総理しかいない」などと極右の期待に拍車をかけるのは間違いない。事実上の次期総理である菅義偉官房長官のポンコツぶりや、国民がすっかり安倍首相に同情を寄せていることを考えても、安倍首相がすでに再登板を狙っている可能性さえある。

 そんなことが現実になれば、まさしく悪夢に次ぐ悪夢というほかないが、そんな身勝手を許さないためにも、この最後っ屁となる談話を含め、安倍政権の約8年間に対する徹底した検証・批判が必要なのだ。

最終更新:2020.09.11 07:59

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