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立川志らくが『グッとラック!』で“偽史”確定の「江戸しぐさ」デマを堂々喧伝! 批判殺到も「素晴らしい文化を消し去るのか」と開き直り

デマを否定できなくなると“江戸しぐさはわからないが日本人の美しい譲り合いはあった”とすり替えた志らく

 しかし、それでも志らくは、こんな反論にもなっていないトンデモツイートを連発したのである。

〈デマというのはいい加減な噂話、事実に反する先導的な宣伝。江戸しぐさは思いやり。席を譲る時の腰を浮かせたりする仕草、細い路地で傘のしぶきが相手にかからないように傘を傾ける仕草など。歴史的にその事実があったかどうかわからないから教科書からも割愛された。でも江戸っ子らしい文化。〉
〈確かに教育現場にこれが持ち込まれる事は危険です。私が申し上げたのは日本人の美しい譲り合いの文化はきっと昔からあったであろうという事。他に意味はありません。江戸しぐさという表現が誤解を招くなら日本しぐさ、譲り合いの文化と表現します。〉(8月21日)

 この人、いったい何を言っているのだろうか。捏造された歴史を根拠に「日本人の美しい文化」なるものを称賛していたことを批判されたのに、今度は“それがデマでも日本人の美しい譲り合いの文化は昔からあったはず”って……。頭が悪すぎて呆れてしまうが、いずれにしても、この落語家はそうした安易な日本礼賛の虚偽宣伝がいかに危険であるかがまったくわかっていないらしい。あげく、こんな捨て台詞まで吐いている。

〈最後に。番組で江戸しぐさを擁護したわけではない。日傘の話をしただけ。そして譲り合いの文化は美しいねと話しただけ。それを批判するという事は譲り合うの精神を否定することになるよ。イチャモンはミュートするからもう読まないよ。ドラゴンズのツイート書く時間がなくなるから。〉
〈水戸黄門や遠山の金さんを教科書に載せていたようなもの。これは歴史上事実でないから削除しましょう、となった。そこで私があの時代劇は面白いよ、タメになるよと言ったら、歴史上間違ったものを褒めるのはとんでもない!と絡まれた。そんな出来事でした。おしまい。〉(8月21日)

 デマを指摘されて逆ギレ、「イチャモン」扱いして逃げようとした志らくだが、Twitterではその情報番組MCとは思えない姿勢にも批判が相次いだ。〈江戸しぐさ警察が多くて笑ってしまう〉と志らくは謎の上から目線だが、もはや笑うしかないのはこっちのほうである。実際、22日になると、続々と寄せられる真っ当な指摘が相当こたえたのか、こんな連投を始めたのである。

〈銭形平次も本当にあったんだぞ^ ^銭を投げすぎて生活苦に陥って、平次が銭を投げようとしたら妻が袖にすがり付いてそのお金は今夜のお米を買うお金だからお前さん、投げないでおくれ、代わりに石を投げておくれと言った。すると平次が江戸しぐさには石を投げるなんて美学はないんだ!〉
〈遠山の金さんのお裁きも本当に刺青をみせていたんだぞ^ ^この桜吹雪に見覚えがないのか!と片肌を脱いだら、罪人が、見覚えありません!と言って、金さん、真っ赤になっちゃたんだぞ。それ以来桜吹雪を見せないのが江戸しぐさになったんだぞ。〉
〈桃太郎侍も本当にいたんだぞ^ ^桃太郎は明治以降に出来た御伽話だから桃太郎侍といっても江戸時代では誰にも伝わらなかったんだ。でも悪代官は驚いてあげたんだ。その悪代官の仕草が江戸しぐさといわれたんだぞ。〉
〈破れ傘刀舟も本当にいたんだぞ^ ^テメェら人間じゃねぇ!叩き斬ってやる!と言いながらネズミなどの害虫駆除をやっていたんだ。その姿が謙虚で江戸っ子はそれを江戸しぐさと呼ぶようになったんだ。〉

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