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久米宏がTBSラジオの最終回で何も語らなかったのはなぜか? 圧力説がささやかれる中、その過激発言を振り返る

久米宏はマスコミを見限り、動画サイト『Kume*Net』にその舞台を……

 どうだろう。紹介したのはごく一部だが、こうして振り返ってみると、いかに貴重な番組だったかがよくわかるはずだ。すべてのマスコミが安倍政権や大手広告代理店、スポンサーへの忖度の空気に支配されているなか、ラジオとはいえ、大手キー局の番組でここまで踏み込んだ発言をしたパーソナリティがかつていただろうか。

 しかし、その『久米宏 ラジオなんですけど』は結局、終了してしまった。

「降板自体は久米さんから言い出した可能性もありますが、やはり番組に色々プレッシャーがあったのは間違いないでしょう。政界からの圧力だけでなく、聴取率のわりに、その歯に衣着せぬ姿勢が代理店やスポンサーに嫌がられていたという問題があったようだ。実際、TBSでは広告代理店出身の三村孝成社長が就任して以降、収益至上主義がどんどん強くなっていますからね。久米さんはそういうマスコミの状況につくづく嫌気がさしたんじゃないでしょうか」(TBS関係者)

 もっとも、久米自身は希望をまったく捨てていないようだ。最終回でも、最後らしい言葉をまったく言わなかった一方で、「これからはクメネットをみてください」と繰り返し呼びかけていた。

 この「クメネット」というのは、久米宏が昨年11月に立ち上げたインターネット動画サイト『Kume*Net』のこと。おそらく久米はマスコミを見限り、ネットに可能性を見出しているのではないか。『Kume*Net』を舞台に、激烈な久米節が炸裂するのか。これからの久米に期待したい。

最終更新:2020.06.29 02:45

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