韓国は警戒レベル4に引き上げたのに、安倍首相は対策本部会合すら5日間開催せず
韓国では、感染拡大を受けて23日に韓国の文在寅大統領が感染症への警戒レベルを最高の「深刻」に引き上げた。しかし、安倍首相はいまだ悠長に「基本方針の策定」を指示しただけ。これだけ国民のあいだから検査の拡充が求められながら、なんの対応もしていないのである。
しかも、安倍首相は感染者数や死亡者数だけでなく、もうひとつ隠そうとしているものがある。ほかでもない自分自身の存在だ。
感染拡大がどんどん進み、国民が不安に陥るなか、安倍首相は5日間も新型コロナ対策本部の会合を開催していなかったのだ。23日になってようやく対策本部会合を開催し、公式Twitterも約1週間ぶりに更新したが、5日ぶりの開催だったのに〈本日も対策本部を開催し、こうした取組をさらに加速するよう指示しました〉と、あたかも連日対策本部を開いてきたような偽装をおこなう姑息ぶりだった。
国民の不安は日増しに高まっているというのに、ここまで正式な会見を一度も開かず、「やってる感アピール」の格好の場である対策本部の開催さえも渋る……。ようするに、いま自分が露出を増やすと負のイメージが印象として残るため、それを避けようとして国民の前にはなるべく姿を現さないようにしているのだろう。
最悪の事態を引き起こしているクルーズ船の対応をはじめ、ここまで感染を拡大させ、国民に不安を広げているのは、すべて安倍首相に責任がある。だが、本人は責任を引き受けるどころか、国民の前からも逃げている。だが、姑息な印象操作と検査実施数の問題を含め、国民が安倍首相の新型コロナ対応を監視・検証し、評価を下さなければならないのだ。
(編集部)
最終更新:2020.02.24 11:55