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安倍首相が地元でも「桜を見る会前夜祭」と同じ有権者買収か! プーチンも招いた大谷山荘でビール飲み放題料理付3000円のパーティ

安倍後援会「新春の集い」の会費の安さを地元新聞が報道、舞台はあの大谷山荘

「山口県随一」とまで言われる老舗高級温泉旅館でのパーティの会費がたったの3000円──。安倍首相の支援者は取材に対し「ビールは飲み放題だが、食事は刺し身や揚げ物など簡単なオードブル」と話しているが、会場はその辺の宴会場ではなく〈日帰り入浴でも2千円と温泉街の中で一番の高級旅館〉(中国新聞デジタル)なのだ。

 しかも、本サイトでも調べてみたところ、大谷山荘での新年会に参加した人のブログを確認すると、2018年の同会には参加者がバス15台で大谷山荘に駆けつけ、その立派な会場には安倍首相の地元後援会会長だけではなく、自民党・江島潔参院議員や北村経夫参院議員といった安倍首相の子飼い議員をはじめ、村岡嗣政・山口県知事や林芳正文科相(当時)の妻も登壇。催しの開始前から和太鼓の演奏が披露されたり、立食の円卓の上には華やかなオードブルが並んでいる。

 一方、2016年のこの新年会には約800人が参加したと朝日新聞西部地方版が伝えているが、同年分の安倍晋三後援会の政治資金収支報告書を確認すると、1月27日付で大谷山荘に「会場一式、料理代」として支払われている額は、188万9580円。1人当たりたったの約2362円にすぎないのだ。

 繰り返すが、日帰り入浴だけでも2000円する高級温泉旅館で、ビール飲み放題、刺身をはじめとするオードブルまで付いて1人約2000円程度というのはあまりに安すぎるのではないか。実際、中国新聞の記事では、長門市の市民団体の広岡逸樹共同代表が「地元住民が気軽に宴会で使える場所ではない。首相の後援会だから安くしているのでは」と述べ、さらにある旅館関係者もこう証言している。

「総理は地元の誇り。旅館側も赤字覚悟で頑張っているはずだ」

「桜を見る会」の「前夜祭」では会費5000円で足りない分を安倍後援会が補填しているか、あるいはホテルニューオータニ側がサービスしているか、そのどちらかだと考えられている。後者の場合、一般客は1人あたり最低1万1000円以上かかり、ホテルニューオータニ側もメディアの取材に「値切り交渉には応じられない」と答えているのに、それが安倍首相には5000円で引き受けているとしたら、値引き分は安倍晋三後援会への寄附にあたり、政治資金規正法で禁じられた政治団体への企業献金となる可能性がある。

 一方、大谷山荘側は〈「宴会費は顧客要望に応じ決めている」として通常料金は公表していない〉(前出・中国新聞)ため一般料金と同じなのかどうかがわからないが、〈新年会の会費3千円について石原良次常務は「人数が多く単価は安くなる。赤字ではやらない。イメージされるほど高級旅館でもない」〉などと回答している。

 天皇皇后も宿泊し、日露首脳会談までおこなわれ、旅行ガイドでも「高級旅館」と称されているというのに、旅館側がわざわざ「イメージされるほど高級旅館でもない」とブランドイメージを崩すようなコメントをするのも不自然な話で、地元で指摘されているように、「首相の後援会だから安くしているのでは」「赤字覚悟では」という疑いは晴れないだろう。

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