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岡田准一は安倍首相と新春対談、嵐は香港弾圧のなか日中親善大使に…ジャニーズの安倍御用化が止まらない!

嵐が「天皇即位国民祭典」奉祝曲を歌った裏にも安倍首相の意向が

 安倍首相や政府サイドがここまでジャニーズと急接近して、政権PRに取り込もうとしているのは、たんにアイドルにのっかった人気取りというだけではない。いま、多くのジャニーズタレントがワイドショーやニュース番組などでMCやコメンテーターを務めている。つまり、政治の動きや政界の不祥事なども扱う、れっきとした報道関係者でもある。

 安倍政権は吉本興業に対しても取り込みを図っているが、ジャニーズは吉本以上に価値がある。芸能界の“ジャニーズタブー”に守られているジャニーズタレントたちは、癒着も失言も偏向も一切批判されることがない。また、熱狂的なファンを持ちながらソフトなイメージをもつジャニーズのタレントは、脂ぎった吉本オヤジ芸人たちなんかとは比べ物にならないくらい、幅広い層への影響力がある。安倍首相はジャニーズが自分に都合のいい世論形成のための最も強力な装置になるということがわかっているのである。

 こうした安倍政権のジャニーズ取り込みの極め付きが嵐の国家的行事への起用だ。周知のように、嵐は11月9日の「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」に出演し、奉祝曲「Ray of Water」の第三楽章を歌い上げた。この行事は政府主催ではないが、日本会議が中心になった「天皇陛下御即位奉祝委員会」で、安倍首相が嵐の起用を強く主張したというのが定説になっている。

 実際、安倍首相は「桜を見る会」問題で揺れるなか、東京ドームで行われた嵐のコンサートを鑑賞し、メンバー5人と面会。その模様を首相官邸公式Isntagramや自身のツイッターにアップし、こう書いていた。

〈天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典で、素晴らしい歌を披露してくださった、嵐のメンバーの皆さんに、本日は、直接、感謝の気持ちを伝えることができました。〉

 これには、さっそく「嵐は天皇陛下をお祝いしたのに完全に勘違いしている」「自分が天皇になったつもりか」というツッコミが殺到した。だが、安倍首相はまるで嵐の広報役にでもなったかのように、〈アジア4都市に続いて、来春には北京でのコンサートが予定されるなど、今や、嵐の皆さんの活躍の舞台は、日本にとどまらず、世界へと広がっています。〉とツイート。

 さらに首相官邸Instagramでは〈#天皇陛下即位 #国民祭典への御礼 #奉祝曲 #aRayofWater #JourneytoHarmony #嵐 #ARASHI #5×20 #櫻井翔 さん #二宮和也 さん #松本潤 さん #相葉雅紀 さん #大野智 さん #ありがとう #翔くん #ニノ #MJ #相葉ちゃん #リーダー #巻き起こせ嵐forDREAM #2020〉とタグの乱れ打ちまでしていた。

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