元KAT-TUN赤西仁も「忖度させるよう仕向ける見えない圧力」問題を指摘
ジャニーズ事務所を脱退した元KAT-TUNの赤西仁が、この圧力問題を報じるニュースについて、〈こうゆうのが蔓延ってるから日本のエンタメがどんどんつまらなくなっていくの。日本TVの作品もずっと同じクオリティでぐるぐる〉〈才能が育たない〉とツイートしていたが、その通りだろう。
今回NHKが報じた「◯◯を出したら、所属タレントを出演させない」という圧力は、元SMAPだけでなく、赤西ら他のジャニーズ事務所を辞めたタレントたちや、かつてのDA PUMPなど他事務所の男性グループも被害を被ってきたものだ。
本日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)など、いまもジャニー喜多川氏の功績を振り返る特集があふれているが、その功績はこうした圧力で男性アイドルグループを独占してきたことで築かれたものだ。赤西の指摘するとおり、一方で、ジャニーズ以外の才能の芽を潰し、日本のエンターテインメントの幅を狭めてきた面もある。
赤西は、〈でも“圧力をかけている”という風に見えないように忖度を自主的にさせるように仕向けてたとしても、ちゃんと独禁法にひっかかるのだろうか?〉ともツイートしていたが、「忖度」で片付けず、「見えない圧力」についても防ぐような方策が必要だろう。
ジャニーズ事務所は「今後は誤解を受けないように留意したい」などとコメントをしていたが、テレビ局の弱腰報道を見ていると、ジャニーズの圧力はさらに巧妙化するだけではないかとすら思えてくる。全テレビ局は、今すぐ第三者委員会でも設置して、「見えない圧力」も含め、圧力と忖度の実態を調査し明らかにするべきだ。
(編集部)
最終更新:2019.07.20 12:17