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安倍首相が拉致問題の国民大集会を「公務」理由に中座し、自宅で休養! パフォーマンスだけの北朝鮮外交に批判

拉致被害者の蓮池薫氏は「人気取りだけのものであったら、黙っていない」

 先日、本サイトでもお伝えしたが、安倍首相の「無条件」発言に対し、これまで圧力強化を煽ってきた安倍応援団たちも一斉に“転向”して安倍首相の姿勢を礼賛しているが、肝心要の「ほんとうに交渉は進んでいるのか」「どこまで本気なのか」とは指摘しない。メディアの報道もそうだ。「外交のにおいをまったく感じない」のに、何やら前進しているかのような印象だけがひとり歩きしている。

 だが、「公務」を理由にして集会を抜け出しながら私邸に帰ってしまう態度を見ていると、「無条件」宣言もたんなる政治パフォーマンスなのではないかという疑念をもたれても仕方がない。

 実際、「パフォーマンスではなく結果を出してほしい」という声は拉致被害の当事者からもあがっている。蓮池薫氏は『報道1930』の取材に対し、「これがダメなら自分は辞める、というくらいの覚悟でですね、実際の結果を出していただきたい。パフォーマンスじゃなくて」と安倍首相に求め、さらにはこう釘を刺した。

「パフォーマンス、人気取りだけのものであったら、あとで糾弾される。我々も黙っていない人が多いと思います」

 今週末にはトランプ大統領が来日し、拉致被害者家族との面会もおこなわれる予定になっている。しかし、これも他力本願にすぎず、安倍首相が繰り返すトランプ大統領による金委員長への“口添え”も効果はまったく出ていないのが実情だ。それでも、これもまた安倍首相の手柄として大々的に報じられ、参院選を控えた安倍首相のアピールの場になるのは目に見えている。

 何の成果もあげていない安倍外交の実態は、こうして今後も覆い隠されてゆくのだろうか。

最終更新:2019.05.22 09:54

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