櫻井翔から中丸雄一まで、危険すぎるジャニタレのニュース番組進出
実は、TOKIOにかぎらず、これこそがジャニースタレントの最大の問題点なのだ。ジャニーズのタレントはマスコミの強固なジャニーズタブーによって、刑事事件でも起こさないかぎり、不祥事を暴かれることなんて一切ない。どんなひどい発言をしても、批判されることがない。ところが、そういう彼らがいま、バラエティやドラマだけでなく、情報番組やワイドショー、ニュースに進出している。
嵐・櫻井翔の『news zero』(日本テレビ)を筆頭に、中居正広の『ニュースな会』(テレビ朝日)、東山紀之の『サンデーLIVE!!』(テレ朝)、KAT-TUN ・中丸雄一の『シユーイチ』(日テレ)……。前述の元TOKIO山口は『ZIP!』(日テレ)で曜日パーソナリティを務め、降板後の後釜にはやはりジャニーズの風間俊介が起用されている。フジテレビの『めざましテレビ』にはHey! Say! JUMPの伊野尾慧が出演。NEWSの小山慶一郎も日テレ夕方ニュース番組『news every.』でキャスターを務めていた(未成年女性との飲酒問題で降板)。あげていけばきりがない。
つまり、何を言っても、誰とどんな癒着をしても批判を受けないタレントたちがニュースや情報を扱い、世論形成に大きな影響力を与えるようになってしまったのだ。
実際、安倍官邸はいま、ジャニーズへのアプローチを強めている。安倍首相は今回のTOKIO以外にも、岡田准一や東山紀之などとも会食しているし、官邸幹部はジャニーズ事務所幹部にもアプローチをかけているという。
「カジノ利権や万博などをきっかけに、安倍官邸と吉本興業が急接近しているのはよくいわれていますが、官邸はジャニーズの幹部にもいろいろアプローチをかけてきているようですよ。ジャニー喜多川氏やメリー喜多川氏は政界と一応距離を取ってきましたが、ジュリー副社長は権力好きですから、簡単に飛びついてしまうかもしれません」(週刊誌記者)
国分太一や東山紀之、中丸雄一らが出演する番組で「改憲はやっぱり必要かもしれませんね」とコメントし、自民党の改憲CMには、Hey! Say! JUMPやTOKIOが出演し、「僕たちは憲法改正を応援します」とアピールする。そんな悪夢のような状況が訪れる可能性もゼロではない。
(編集部)
最終更新:2019.05.11 11:34