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安倍政権に災害の対応押し付けられるコンビニオーナーの苛酷! 本部からは「避難は最後」「店を閉めるな」圧力

大型台風で巡回に来た本部の社員が「避難勧告が出ても逃げないで」

 三井氏はコンビニのフランチャイズオーナーだった時代、大型台風がきたとき、本部の社員から「避難勧告が出ても、この地域で最後に避難するのはオーナーさんですからね、先に逃げないでください」と言われたという。

〈台風なんですよ。ほんとうに、すごい台風が来てたの。うちの店の近くを川が流れているんですけどね、もう何回も氾濫しているんです。(略)これ言われたのは、お店を始めて一年目でしたかね。本部社員が、ぐるぐると地域を巡回してるんですね、状況を見ながら。私がいつもどおり店をやってると来たわけですよ。で、言われたのがこの言葉だった。〉
〈その夜、たしかに川は危険水位に達し、地元消防団の出動になりました。その時に見回りに来た消防団員にコンビニは店を閉められないことを伝えたところ、訓練を受けたわれわれがいるわけですから、この地区に残る意味はありませんときっぱり言われました。
「そのとおりだ!!」
 私は、われに返りました〉

 また、三井氏は東日本大震災時にコンビニオーナーたちが本部の指導によって生命を危機にさらされ、ときには命をなくしている実態を、体験者から聞いて、紹介している。 

〈震災当日、二四時間三六五日、店を閉めてはならないという本部の指導のもと、店にいたオーナー本人とその時の従業員一名は、店内に流れ込む津波の水が嵩み、オーナーはコピーマシンの上で、従業員はカウンターの上で一夜を過ごしたと語り始めました。〉
〈本部は黙して語りませんが、どれだけのコンビニ関係者があの東日本大震災で亡くなったのでしょうか。このことを語るコンビニオーナーも店を閉めてはならないという本部の指導を忠実に守り、従業員と共に逃げ遅れていたわけです。〉

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