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加藤浩次が『スッキリ』で東京五輪ボランティア批判に「外野がウダウダ言うな」…“五輪無罪”同調圧力の典型

加藤浩次が『スッキリ』で東京五輪ボランティア批判に「外野がウダウダ言うな」…五輪無罪同調圧力の典型の画像1
日本テレビ公式HPより

 9月26日から東京オリンピック・パラリンピックにおける大会ボランティアの募集がいよいよ始まる。

 ボランティアに関しては募集要項の案が出た時点で「10日以上かつ1日8時間以上という拘束時間」「交通費や宿泊費すら出ない」「医療従事者や通訳など専門性の高い仕事までボランティアの枠内に含まれている」といった数々の問題を指摘されていたが、結局是正されることになったのは交通費の問題ぐらいで、ほぼそのまま強引に押し通されるかたちとなった。

 しかし、改善された交通費も1日あたり一律1000円しか支給されないため、これではとても足りない。往復の電車賃の一部(もしくは大半)を自己負担しなくてはならないボランティア参加者は続出することだろう。

 そんななか、9月14日放送『スッキリ』(日本テレビ)での加藤浩次の発言が一部で話題となっている。

 この日の『スッキリ』では、「東京五輪ボランティア無償は問題ある? ない?」と題したコーナーが放送された。この企画は、ボランティアをめぐる賛否の議論をVTRにて紹介したうえで、スタジオにいる出演者が各々「賛成」と「反対」に分かれてコメントを言うという構成で放送されていたが、その討論のなかで「問題ない」派の加藤浩次は、東京オリンピックのボランティアに異論を唱える世間に対し、「外野がウダウダ言ってんじゃねえよ」と激高したのだ。

 自身の発言の番になった加藤はまず、「議論する意味がないと思っています。まず、募集かけて人数が足りないってなってないのよ。募集まだかけてない時点で、『その契約の条項がおかしい、お金くれ』って、『じゃあ、お前やんな』と。『いいよ』と。11万人集まればいいわけでしょ、そこで集まったら誰も文句ないじゃない」と怒りをあらわにしたうえで、このように語った。

「自分の経験になるかもしれない、各国の人と喋れるかもしれない、そして、自分のスキルを上げたいという気持ち、さらに、お祭りを盛り上げるひとつのパーツになって楽しみたいっていう、こういう気持ちがボランティアでしょうよ。それで『お金くれ』っておかしいって」

 加藤は「ボランティア=無償」という前提で論を進めているが、賃金の発生する「有償ボランティア」というかたちは一般的にいくらでもある。

 なので、「『お金くれ』っておかしいって」という意見がおかしいのだが、加藤は続けて「本当に11万人まったく集まんなかったら、その議論は必要だと思う。いまの時点でお金をあげるっていう、意味がわかんない。まったく意味がわかんない。ボランティアなんだもん。やりたいって方が一生懸命やって」と語り、本当に切羽詰まったときにお金の話を考えればいいと提案した。この男はなにを言っているのか。人が集まるから金が不要とか、集まらなかったら考えろ、とかそういう次元の話ではない。いま、批判されているのは、善意につけこんだ搾取構造なのだ。

 しかし、加藤がさらにひどかったのはその後だった。今年2月に行われた平昌オリンピックの会場で、日本から来たボランティアスタッフにも出会い、彼らは交通費や宿泊費も自費で来ていたと語りながら、このように叫んだのだ。

「それ以外の外野がウダウダ言ってんじゃねえよって思うな、俺は」

 もはや呆れるしかない。「外野がウダウダ言ってんじゃねえ」と言い出したら、ありとあらゆる社会問題に関する議論が成り立たなくなる。曲がりなりにも『スッキリ』というワイドショーでキャスターをやっている人間が、こんな言葉を口にするとは……。

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