小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

安倍御用記者・青山和弘が“セクハラ”で『NEWS ZERO』有働アナのパートナーを降板も、日テレが事件を隠蔽

aoyamakazuhiro_11_180904.jpg
青山和弘著『安倍さんとホンネで話した700時間』(PHP研究所)

 本日、日本テレビの報道番組『NEWS ZERO』の記者発表会がおこなわれ、新キャスターに就任する元NHKアナウンサーの有働由美子が抱負を語った。だが、有働メインキャスター就任が伝えられた際、有働のパートナーとして同じメインキャスターにすることで調整中だと報じられていた同局の政治部記者・青山和弘の姿はそこになく、有働以外のメインキャスターの発表もなかった。

 青山といえば、『安倍さんとホンネで話した700時間』(PHP研究所)なる安倍礼賛本を出版するほどの御用記者。たとえば安保法制が国会で審議されていた際には「この法案が廃案にされては困りますので、うまくこう、巻き込んでいく」とまるで安倍官邸の一員のような発言をテレビでおこなうなど、解説と称して安倍首相の主張を代弁。本サイトでも“政権の腹話術人形”とツッコんできた。

 そんな青山がメインキャスターに就任すれば、『NEWS ZERO』が安倍擁護番組になるのは必至であり懸念の声があがってきたが、なぜかきょうの記者発表会に青山は姿を見せなかった──。

 だが、結論から先に言えば、青山がこんな場所に出られるはずはなかった。というのも、青山には、女性に対して重大なセクハラ行為をはたらいたという、とんでもないスキャンダルがもちあがっていたからだ。

 じつは、1週間ほど前から「青山に大きな女性スキャンダルがあるらしい」「どうやらセクハラ案件らしい」という噂が駆け巡っており、本サイトでも取材を進めていた。さらに、昨日には「週刊新潮」(新潮社)と「女性セブン」(小学館)が今週、報じるらしいという情報が飛び込んできた。そして、きょう午後になって、小学館のニュースサイト「NEWSポストセブン」が「女性セブン」の記事の一部を事前配信した。「ポストセブン」は、日テレ関係者のこんなコメントを掲載している。

「その青山さんに女性局員に対する深刻なセクハラ騒動が起きました。泥酔した20代の女性局員に無理矢理肉体関係を強いたと疑われています」

 一方、本サイトが掴んだ情報では、事件が起こったのは今年のことで、被害者女性は同じ日テレ社員である20代の局員。青山と被害者女性は酒席をともにし、女性が泥酔していることを知りながら、青山は性行為を強要したというものだった。その上、青山は別のアルバイト女性にもセクハラをはたらいていたという話も出てきた。

 いずれにしても、これが事実ならば、青山と同様に「安倍首相に近い記者」と呼ばれてきた元TBS記者・山口敬之による伊藤詩織さんへの性暴力疑惑を想起させる重大な事件だ。とてもメインキャスター就任などと言っている場合ではない。

 しかも、問題なのは、この青山の事件は「週刊新潮」や「女性セブン」が取材に動いて発覚したわけではない、ということだ。じつは、日テレはこの事件を事前に把握しながら、公表することなくもみ消そうとしていたのである。

 というのも、性行為を強要された女性は当初、青山の事件を告発することに躊躇していたというが、告発を決心。日テレは「日テレ・ホイッスル」という社内報告制度を設けているが、女性はこの事件を局に訴えたという。

 こうして女性が被害を申し出たことで、日テレは青山から聞き取りをおこなうなど事実関係を確認、対応に乗り出したが、その結果はなんと、青山への処分はなし。9月1日付けの人事でこっそりと報道局からグループ推進本部に異動させたのだ。

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する