また安倍首相が嘘!「妻の名誉校長は数多」、名誉校長は加計と森友だけなのに
いずれにしても、あのような茶番劇でこの問題の幕引きをはかろうというのが無理な話なのだ。これからも、安倍首相と森友問題に動いた政府関係者が真相を話さない限り、次々とボロが出て、嘘がどんどん明らかになっていくだろう。
事実、きょうもさっそく、安倍首相が嘘をついてすぐバレるという一幕があった。安倍首相は先日26日の参院予算委員会で「妻が名誉校長を務めているところは数多あるが、それが行政等に影響を及ぼしたことはない」と断言したのだが、この件について、本日の同委で共産党・小池晃議員が「数多あるという名誉校長を務めている学校は一体どこか」と質問。すると、安倍首相はしどろもどろになって「名誉校長ではなく名誉職に訂正したい」「名誉職は相当な数がある」「そのほとんどは辞退することになっている」と返答。重ねて小池議員が「名誉校長・園長を務めているのはどこか」と訊いても、安倍首相は「名誉校長というのは私の言い間違い」「ちょっと待って下さい……えーっと、校長と園長ということでは現在の段階ではありませんが」「おそらく校長とか園長はない」などとごまかしつづけた。
だが、安倍首相が自席に戻ると事務方からペーパーを渡されており、すかさず小池議員が「メモきてますから、答えてください」と促すと、「すでに……えー、現在はですね、それはあと2つあったわけでございますが……すでに辞めているというわけでございます」と答弁。無論、「それはどこなんですか」という声があがる。すると、安倍首相は、しぶしぶこう答えた。
「えー、これは、あの……えー、学校としては、御影インターナショナルとですね、えー、あ、あの、み、瑞穂の國記念小學院ですか? はい」
言うまでもなく、瑞穂の國記念小學院は森友学園で、御影インターナショナルこども園は加計学園が運営する学校である。ようするに、「名誉校長を務めているところは数多ある」というのも嘘、さらには「行政に影響を及ぼしたことはない」というのも真っ赤な嘘だったわけだ。
行政を歪め、権力によって政治を私物化する元凶は誰なのか。証人喚問すべきは昭恵夫人、そして安倍首相だ。
(編集部)
最終更新:2018.03.28 09:29