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米朝首脳会談決定で安倍政権が赤っ恥! 世界で唯一対話に反対し米韓から除け者にされ情報ももらえず

米韓連携の南北首脳会談合意を知らされず慌てまくった菅官房長官

 自分たちの権力維持と政治的野望のために世界平和の実現まで妨害しようとはグロテスクとしか言いようがないが、この間の北朝鮮をめぐる動きでもうひとつ、浮き彫りになった安倍政権のヤバさがある。

 それは、日本政府がこの強硬路線を取り続けた結果、朝鮮半島の平和・非核化に向けた交渉から完全に外され、情報すらもらえていなかったという事実だ。

 複数のメディアが報道している通り、この間の交渉は韓国と米政府が連携して行ってきたものだ。ところが、安倍政権は韓国からはもちろん、ポチのように尻尾をふってきた米国からも情報をもらえず、その交渉から完全にパージされていた。

 実際、南北首脳会談実施の発表を受けたときの安倍政権の反応ときたら、まさしく寝耳に水で大慌てという感じだった。

 菅官房長官も「(北朝鮮の非核化については)まず韓国側からしっかりと説明を受ける必要がある」と会見で述べるなど、明らかに米韓からの情報を確保していないのがミエミエ。

また、“ヒゲの隊長”こと、佐藤正久外務副大臣は3月6日の段階で〈慎重に対応しないと。しかも北朝鮮はまだ何も発表していない。この発表は韓国であり、北朝鮮ではない〉などとツイートしていた。いっておくが、佐藤議員は外務副大臣である。それがなにも知らなかったのだ。

 安倍政権はこの間、「日米は強固な信頼関係があって、北朝鮮に最大限の圧力をかけ続けていく点で完全に一致している」が、融和路線に走る韓国は「米国からにらまれ、見放されそうになっている」などと主張して、御用メディアにも「韓国孤立」などといった韓国叩きの報道をさせてきた。しかし、実際は、米韓に見放され、孤立していたのは、日本だったのだ。

 おそらく、日本は今後も、非核化実現の枠組みづくりにはほとんどかかわらせてもらえないだろう。最悪の場合は、米国にスケープゴートにされ、北朝鮮からの「最大の敵国」が米国から日本に移る可能性もある。

 これは反平和というだけでなく、マキャベリスティックな外交戦略という観点から見ても、大失政だ。

 だが、安倍政権に従順なメディアは、こうした安倍政権の失政については一言も触れようとしない。それどころか、NHKのニュースなどはこの期に及んでも、首脳会談に懐疑的な声ばかりをクローズアップしていた。

 こうした情報操作が「安倍政権はいろいろ問題もあるが、外交や安全保障では頼りになる」などという幻想を生み出してきたのだろう。

 しかし、日本国民はそろそろ目をさましたほうがいい。安倍政権が秀でているのは嘘をつく能力だけで、危機管理能力も外交能力もゼロに等しいのだ。

最終更新:2018.03.09 09:04

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