平手友梨奈は「不協和音」を歌うとコンディションが悪化する?
欅坂46は、レコード大賞でも優秀作品賞に「風に吹かれても」が選ばれているのだが、これに関して一悶着あったということが「週刊文春」(文藝春秋)2017年12月7日号で明らかになっている。
記事によると、元々は「風に吹かれても」ではなく、「サイレントマジョリティ」とならぶグループの代表曲であり各所で好意的な評価を受けている4月発売のシングル「不協和音」が優秀作品賞に選出される予定で審査も進んでいた。しかし、受賞曲を決定する審査会の数日前になって、欅坂46の所属レコード会社であるソニーミュージックから、「不協和音」ではなく「風に吹かれても」に変えてもらえるよう要望が出たという。
審査委員のなかには、「楽曲に与える賞でありアーティストに与える賞ではない」と、前代未聞となる急な受賞曲変更に反対する者もいたが、結果的にソニー側の要望は通り、「風に吹かれても」が優秀作品賞に選ばれることになった。
ソニーミュージックがそういった要望を出してきた原因は、平手の体調にあると事務所関係者が「週刊文春」の取材に答えている。曲の世界観にのめり込むタイプの彼女は、〈ここで主張を曲げたら生きてる価値ない/欺きたいなら/僕を抹殺してから行け!〉などと歌う重い内容の「不協和音」を歌うとコンディションが急激に悪化するため、30日の生放送で歌わせられないと運営側が判断したからであると言う。
そんな憑依型の俳優のようなことがあるのか? そして、曲がりなりにもグループなのに一人だけそこまで特別待遇なことがあるのか?
問題の『日本有線大賞』の2日後に放送された『2017 FNS歌謡祭 第1夜』では、平手がソロで平井堅のバックダンサーを務めている。亡くなった友人のことを思いながらつくられた「ノンフィクション」を平井が歌う後ろで、平手はテストの答案をビリビリに破ったり、また、それを頭からかぶったりと、まるでアングラ演劇の舞踏のようなパフォーマンスを繰り広げた。2日前の『有線大賞』での覇気がない様子とは一転、そのパフォーマンスぶりは鬼気迫るものだった。
「巷間よく言われている通り、平手は楽曲の世界観にのめりこむタイプで、『日本有線大賞』でのパフォーマンスが陰鬱だったのも、すでに2日後の『ノンフィクション』の世界に入っていたからではないかと言われています。そこで、レコ大の件ですが、レコ大の翌日には紅白があるわけです。レコ大で『不協和音』を歌わせて、もしも具合が悪くなったら大問題になります。翌日の紅白にも影響が出かねない。ソニーが前代未聞の要求を出してきた背後には、そういった理由もあるわけです」(音楽業界関係者)