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松本人志が上原多香子問題で「自分に何かあったら逃げない」と宣言、ならばオリラジ中田と生討論したらどうか

レコ大買収、松潤二股、森友問題で率先して自主規制してきた松本

 なぜなら、松本は以前にも大手芸能事務所タブー問題についてふれていたが、その後も、何も変わらなかったからだ。

「ネットで散々、あの上位に上がっているのに、ワイドショーでは一切扱わない。この違和感は、もうあの、テレビ業界の人たちも、もうそろそろ気づいてほしい」

 松本は今年元旦の放送で、こんな発言をしてやはり喝采を浴びた。しかし、この発言の直前には、三代目J Soul Brothersのレコード大賞受賞をめぐって周防郁雄社長率いるバーニングの買収工作を「週刊文春」(文藝春秋)が1億円の請求書付きでスクープしたが、『ワイドナショー』はこの問題を1秒も流していないし、松本も一切コメントしなかった。

 また、同じく昨年末には、嵐・松本潤がAV女優の葵つかさと二股交際していたことを「週刊文春」がスクープ。ネットでは年が明けても大きな話題になっていたが、これも『ワイドナ』は一切無視し、松本も完全沈黙を守った。

 この間、松本がこうした大手芸能プロの問題を口にしたのは、せいぜい、バーニング系列のレプロエンタテインメントに所属するモデル・マギーの不倫をテレビが一切扱わず、『ワイドナ』でもスルーしていたときに「それよりマギーの話を」とひと言だけギャグとしてぶっ込んだくらいだろう。ちなみに、マギーについては名前を言っただけで、「不倫」とも「バーニング」とも言っていない。

 また、松本が率先して報道させなかったとしか思えない案件もあった。それは、安倍首相や維新の会、松井一郎大阪府知事がかかわった、森友学園問題だ。3月、ほかのワイドショーや情報番組があれだけ盛り上がっていたのに、『ワイドナショー』はなかなかこの問題を取り上げようとしなかった。何週か後にようやく取り上げたが、番組後半に短く、申し訳程度に扱っただけ。今回、上原問題の議論のなかで、ゲストのヒロミが「テレビは都合の悪いネタはほかのニュースと一緒にVTRだけ流してスタジオコメントなしにすることもある」という旨の指摘をしていたが、『ワイドナ』も森友問題を「VTRだけ」でしのいだ週もあった。東野は上原問題で「報道しない自由」なるネトウヨ用語を使っていたが、『ワイドナ』の森友問題への扱いこそがまさに「報道しない自由」としか思えないものだった。

 しかし、『直撃LIVEグッディ!』や『バイキング』を見てもわかるように、フジテレビで森友問題を扱うことがタブーだったわけではない。にもかかわらず、『ワイドナ』がこんな不自然な対応を見せたのは、安倍首相の熱烈な支持者で、大阪万博アンバサダーに就任して松井府知事とも関係ができた松本が扱うことを嫌がったためではないかといわれている。

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