茂木健一郎氏が出演した3月26日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)より
今年の2月終わりから3月始め、脳科学者の茂木健一郎氏がツイッターで、こんな発言をして、大炎上した件は記憶に新しい。
「社会風刺を芸に昇華させることが出来ない日本のお笑い芸人は、国際的な基準と照らし合わせるとあまりにレベルが低く、オワコンである」
茂木氏の発言は当のお笑い芸人たちから猛反発を受け、ネットも「自分の正義を振りかざす痛い奴」と茂木氏を総攻撃。結局、茂木氏は『ワイドナショー』(フジテレビ)に懺悔出演して、なぜか松本人志に謝罪するという結果になった。
しかし、茂木氏の提言が間違ってはいないのは、それこそ松本人志を筆頭に、お笑いとして“オワコン”になった芸人たちが、情報番組のコメンテーターに転身し、権力にしっぽをふる発言を繰り返しているのをみれば、明らかだろう。
ただし、そこには、日本のテレビの体質が深くからんでいる。つい最近、なんと、森友学園をネタにしたコントが、放送直前でお蔵入りになったという話が明るみになったのだ。