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ヘイト出版社・青林堂の社内パワハラをNEWS23が報道! ネトウヨよ、目を覚ませ、ヘイトとブラックの親和性

〈青林堂が一方的に批判されるのはどうなの?左翼のプロパガンダに負けるな!〉
〈(註:パワハラを受けた男性について)こんなんだったら青林堂じゃなくてもクビにするだろ!? こんなヤツに限って権利だけはいっちょまえに主張だけはする…そして必ず心療内科を逃げ道にする。青林堂は間違っていないよ!〉
〈仕事をしないで金を取る。それを応援する弁護士、マスコミ。毎度のパターンか〉
〈それにしてもくそったれパヨクマスコミは酷いことしますね ただ愛国の為に頑張る青林堂さんをばかみたいに糾弾する〉
〈TBS NEWS 23 で青林堂の労使トラブルの報道。TBSはこういう営業妨害のニュースを一方的にやる卑怯者。〉

 青林堂はこうしたネトウヨの言葉を使って、あたかも自分たちが「左翼」たちにはめられたかのように演出し、そのうえで〈昨晩のTBSの報道に対して、数々の暖かい励ましのお言葉ありがとうございます!保守書籍の影響と勢いは地上波も無視できなくなってきているのでしょう〉などとツイートしている。

 しかもとんでもないことに、青林堂はこの期に及んで、在日コリアンに対するヘイトデマ攻撃まで行っていた。“TBSから取材にきた記者は、在日本大韓民国民団(民団)関係者の在日で、通名を名乗っている”などとして〈取材申し込み当初から当社を叩く気満々〉などとツイートしたのだ。しかしこれは大嘘。青林堂はのちにTBSから取材記者とは別人であると指摘され、該当ツイートを削除したが、このデマツイートだけでも、明らかに在日コリアンへの差別を扇動しようという意図が丸出しだ。

 自分たちのパワハラ、ブラック経営体質を棚に上げて、左翼攻撃と在日差別に転じようとするこの青林堂の姿勢は、まさにヘイト、ネトウヨの典型というべきだろう。自分たちは平気で人権を著しく侵害する差別攻撃を仕掛けながら、自分たちが批判されるとすぐに「言論弾圧だ」などと被害者づらをして陰謀論をわめきたてる――。

 実際、冒頭でも少し触れたが、現在の青林堂には「ガロ」の面影はまったくなく、むしろ筋金入りの“ネトウヨ出版社”と呼ぶのがふさわしい。『さらばヘイト本! 嫌韓反中ブームの裏側』(ころから)に収められているジャーナリスト・大泉実成氏による取材原稿のなかには、蟹江社長の元で2012〜13年に「ジャパニズム」の編集長を務めた評論家・古谷経衡氏のこんな証言がある。

「この雑誌(「ジャパニズム」)はお金じゃないんですよ。採算度外視で、ほとんど蟹江の趣味。良く言えば彼の『理想』ということになる」
「蟹江の理想というのは、ネトウヨ路線なんです」

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