他にも、V6の森田剛と美雪ありすなど、交際が報じられたり、噂が出たりといったケースは枚挙に暇がないが、ジャニーズ事務所のタレントたちがAV女優に対しこのような行いに出るのには、構造的な問題がある。恋愛を厳しく律する事務所の姿勢だ。
「ジャニーズは、とにかくタレントの恋愛を絶対許さないことで有名ですからね。ジュニア時代や売り出し中は、発覚したらクビを切られることもある。だから、同じ職場で出会う女性アイドルやタレントと真剣に交際することは難しいけれど、でも、女性への興味をおさえることなんてできない。そこで出てくるのがAV女優です。AV女優ならヤリ捨ててもいい。そう思っているのでしょう」(芸能関係者)
しかし、この松本と葵の件がメディアに追及され、世間の批判に晒されることはないだろう。あらためて指摘するまでもなく、松本がジャニーズ事務所所属のタレントだからだ。これがジャニーズやバーニング所属のタレントが起こしたことであれば、ベッキー不倫騒動のように今ごろ針のむしろにされていてもおかしくない。
今年だけでも、Hey!Say!JUMP中島裕翔の泥酔痴漢事件、V6岡田准一と宮崎あおいの略奪不倫同棲、Hey!Say!井尾慧の女子アナ二股交際、同じくHey!Say!の複数メンバーに持ち上がった乱交パーティ疑惑……数々のジャニーズスキャンダルが週刊誌に報じられたが、テレビやスポーツ紙は一切後追いすることなく、すべて葬り去られてしまった。そして、こうしたメディアの弱腰、無批判な状態こそが、「何をやっても大丈夫」とジャニーズタレントたちを増長させ、女性を「性の捌け口」としてまるで物のように扱い平気で捨てるという、非道な行為を繰り返させているのだ。
今後もこの悪しき風習は繰り返されてしまうのだろうか。
(林グンマ)
最終更新:2016.12.31 07:19