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1億円買収発覚でも「レコ大」は予定通りバーニング押しの西野カナ! 審査員とTBSは自浄能力なさすぎだ

 ところがフタを開けてみたら、そのまま西野カナに決まってしまったというわけである。もちろん、報道への釈明など一切なしだ。

 いったい、なぜこんなことになるのか。レコ大の審査委員のほとんどはスポーツ紙記者や新聞記者、テレビ局の局員で占められている。たとえば、「優秀作品・新人賞委員」では、審査委員長の毎日新聞、副委員長の日刊スポーツを筆頭に、読売新聞、時事通信、産経新聞、東京中日スポーツ、報知新聞、東京スポーツ、MBS毎日放送、RKB毎日放送といったマスコミ関係者がずらり(第57回時点)。

 また、「アルバム賞委員」「作曲家協会選奨・最優秀歌唱賞委員」にも、デイリースポーツ、東京新聞、日本経済新聞、日刊スポーツ、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、夕刊フジ、CBC、HBC北海道放送と、日本のすべてといっていいスポーツ紙の記者が名を連ねている(第57回時点)。

 報道機関に所属している人々はなぜ、こうした腐敗の決定的証拠が発覚してもそれを無視し、従来通りの出来レースを続けていられるのか。彼らに倫理感覚はないのか。

 いや、実はないのである。こうしたレコ大審査委員に名前を連ねているマスコミ関係者のうちの多くが「B担」と呼ばれるバーニングべったりの記者で、バーニングの“共犯者”なのだ。

「週刊文春」によれば、「優秀作品・新人賞」審査委員15人のうち、「最低でも8名は普段からバーニングと仕事の付き合いがある記者」で、審査委員のなかには自らバーニングに出向き、「今年はどうするんですか?」と聞きにいく者もいるという。

 そうした癒着関係のある審査員たちには、なんともおいしい接待が用意される。ただ、こういった話は昨日今日出てきた話ではなく、ずっと指摘され続けてきたことだ。「週刊新潮」(新潮社)では、レコ大の審査委員経験者や関係者が、自分たちの受けた接待についてこう証言している。今回の「1億円」も、おそらくこのようなかたちで使われたものだろう。

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