この背景には、結婚以来、上戸がずっとHIROのビジネスに利用されてきたことがあるようだ。上戸が所属するオスカープロモーションのタレントが主演するドラマに、上戸を通じて、EXILEやJSBメンバーをねじこんでいるのは有名な話だし、最近、ディズニー映画『ズートピア』の主題歌をEXILEの女性版E-girlsのAmiが歌っているのも、HIROが主演の声優をつとめた上戸を通じて売り込んだ結果といわれていた。
「HIROはああ見えて自分の女を使うタイプなんです。前の恋人の佐田真由美についても、徹底的に利用していた。HIROがエイベックスから独立してLDHを立ち上げた時に一緒に連れて行き、モデルだった彼女をタレントとして売り出し、がんがん営業に使っていましたからね。当時、EXILEもまだブレイクしておらず、台所事情が苦しかったLDHを佐田が支えていた。ところが、HIROは佐田と結婚はせず、上戸と結婚してしまうわけです」(スポーツ紙記者)
一方の上戸も、惚れた男にトコトン尽くすタイプのため、HIRO が上戸を支配していて、上戸はHIROにいわれるがままビジネスに協力してきた。
「それでいて、HIROには所属タレントとの浮気疑惑などもささやかれていますからね。上戸サイドはもともと、そういうHIROの態度に腹をたてていた」(前出・上戸に近い芸能関係者)
そして、今回のレコード大賞買収工作の発覚をきっかけに、上戸サイドは本気で離婚を考え始めたのだという。決定的だったのは、今回のレコ大報道でHIROが“芸能界のドン”バーニングプロダクションの周防郁雄社長の怒りを買い、芸能界からパージされかねない状況に陥ったことだという。
周知のように、「文春」の記事は、バーニングがレコード大賞買収工作費用としてLDHに1億円の請求書を出したことを報じたもので、記事にはその写しまで掲載されていた。バーニングはこれがLDHを辞めた社員から出たと考えていて、HIROに対して激怒しているらしいのだ。
「LDHはブラック体質で社員が大量に辞めており、その中のひとりが持ち込んだと考えているようです。それで、HIROが責任をとって、代表取締役を退任したんですが、バーニングサイドは『そんなものじゃすませられない』と怒りはおさまっていない。いろんなかたちで、これからHIROを干しあげていこうという動きがある。実際、今回の『セブン』の離婚危機報道でもバーニングはそれを止めるどころか、全面協力していたようです」(前出・週刊誌芸能担当記者)
しかも、それ以前からLDHは手を広げすぎた結果、負債が膨らみ、台所事情が火の車だという話もある。
「このままいくと、上戸が負債を抱え込むことにもなりかねず、そうなる前に別れさせたいと考えている」(前出・上戸に近い芸能関係者)
前述したように上戸本人には離婚の意思はないようだが、芸能界では周囲が別れさせようとした結果、実際に離婚に追い込まれたケースは山ほどある。しかも、そのほとんどはマスコミを使ったリーク合戦によって、二人の間に不信感が生まれ、本当に不仲になってしまうというのがパターンだ。今回の『セブン』報道はそのきっかけになるかもしれない。
(時田章広)
最終更新:2016.11.14 11:03