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古舘伊知郎が最後の放送で「直接の圧力はなかった」と…でも『報ステ』は明らかに安倍政権から圧力を受けていた!

「この番組のコメンテーターで政治学者の中島先生がこういうことを教えてくれました。『空気を読むという人間には特性がある。昔の偉い人も言っていた。(空気を)読むから、一方向にどうしても流れていってしまう。だからこそ反面で、水をさすという言動や行為が必要だ』。私もその通りだと、感銘しました。つるんつるんの無難な言葉で固めた番組など、ちっとも面白くありません!
 人間がやってるんです。人間は少なからず偏っています。だから情熱をもって番組をつくれば、多少は番組は偏るんです。しかし、全体的に程よいバランスに仕上げ直せば、そこに腐心をしていけばいいのではないのかという、私は信念をもっています。
 そういう意味では、12年間やらせていただくなかで、私のなかでも育ってきた“報道ステーション魂”というものを、後任の方々に是非受け継いでいただいて、言うべきことは言う。多少厳しい発言でも、言っておけば、間違いは謝る。その代わりその激しい発言というものは、実は後年になって、あれがきっかけになって議論になっていい方向に向いたじゃないかと、そういう事柄もあるはずだと信じています」

 一方向に流れができないよう水をさし、「偏っている!」という意見を過度に恐れず、議論をつくり出していく。──しかし、古舘氏のこのメッセージも、今、起きている現実を見ると、むなしさしか感じることができない。

 ここまで高邁な理想を口にするのなら、なぜ、古舘氏は報道の現場を去らなくてはならなかったのか。以下に、この間、『報道ステーション』に起きた圧力の詳細を暴いた記事を列挙するので、今、テレビが置かれている状況を改めて認識し、危機感をもってもらいたい。
(編集部)

古舘伊知郎が懺悔告白“テレビはウソしか伝えていない”(2014年7月15日配信)
https://lite-ra.com/2014/07/post-238.html

朝日新聞の次は『報道ステーション』がやられる!? 古舘降板、番組終了も(2014年10月15日配信)
https://lite-ra.com/2014/10/post-550.html

解散発表当日、安倍首相が『報道ステーション』にだけ出演しなかった理由(2014年11月19日配信)
https://lite-ra.com/2014/11/post-642.html

俺の後釜がミヤネ? 冗談じゃない! 古舘伊知郎が鬱憤ぶちまけた(2014年12月20日配信)
https://lite-ra.com/2014/12/post-722.html

『報道ステーション』で古賀茂明が「官邸の圧力で降板」の内情暴露! 古舘が大慌て(2015年3月28日配信)
https://lite-ra.com/2015/03/post-980.html

続報! 古賀茂明『報ステ』爆弾発言は菅官房長官の圧力が動機だった! 古賀批判は的外れ(2015年3月28日配信)
https://lite-ra.com/2015/03/post-981.html

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