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●テレビ局員匿名座談会!「ジャニーズのテレビ支配の実態を語ろう」(後)

日テレの嵐推しとSMAP潰し、メリー氏の言いなりNHK、そしてテレビ局幹部が受けたジャニーズのハワイ接待

D で、2010年に満を持してプライムタイムの冠番組『嵐にしやがれ』をスタートするんだけど、これがまた露骨だった。番組のメインプロデューサーに、『しゃべくり007』の田中宏史プロデューサーを据えたんだよね。『しゃべくり007』は2008年に『SMAP×SMAP』の裏にぶつけるためにスタートした番組で、視聴率で抜くなど日テレの『SMAP×SMAP』潰しの象徴のような存在。その功労者と嵐を組ませたというのは、日テレは嵐を売り出すだけじゃなくて、明らかにSMAPを潰しにかかっていたということだ。

A この人選はもちろん、飯島氏とSMAPを追い落としたいジュリー氏も大歓迎だったらしいよ。実際、田中プロデューサーはジュリー氏にかなり気に入られているらしく、その後、『月曜から夜ふかし』や二宮和也の冠番組『ニノさん』、櫻井翔司会の大型音楽特番『THE MUSIC DAY』を手掛けるなど、ジュリー派のお抱えプロデューサーのような存在になっている。

B 派閥対立が激化していた頃には、局内で「SMAPを潰す」と公言していたという話もあるよね。2014年にはキムタクの『HERO』初回の裏番組に、日テレは『有吉ゼミ×深イイ話合体4時間』という力の入った特番をぶつけてるんだけど、このときも関ジャニ∞の横山裕をゲスト出演させた。

D ただ、田中プロデューサーらのSMAP潰しの背後には、局の上層部の意向があったようだ。日テレには、渡辺弘、小杉善信という編成出身の2人の専務がいて、この2人がバリバリのジュリー派なんだよ。渡辺専務は2005年から2008年の『24時間テレビ』の制作総指揮。小杉専務はドラマ畑出身で、TOKIO松岡昌宏の『サイコメトラーEIJI』やTOKIO長瀬智也とV6岡田准一の『D×D』など、ジャニーズのドラマのプロデューサーをやっていた。

A しかも、この2人とも、飯島氏に煮え湯をのまされた経験があるらしい。渡辺専務の場合は2005年の『24時間テレビ』。当初、日テレはSMAPをメインパーソナリティにしようとしていたんだが、前年が嵐だったため、飯島氏が「嵐の後にSMAPを出せない」として、草彅剛と香取慎吾しか出さなかったんだよ。日テレ側はしょうがなく妥協したんだが、その後もTシャツのデザインなど、飯島氏にさまざまな注文を付けられて、当時、渡辺氏は激怒していたらしい。一方、小杉専務は、キムタクのドラマをオファーして、飯島マネージャーににべもなく断られたことがあって、やはり飯島氏にいい感情をもっていなかったと言われているね。

D そのへんは昔の話なので定かではないが、いずれにしても、上層部の2人がジュリー氏と組んで、嵐の売り出しとSMAP潰しに動いたというのは間違いなさそうだ。ちょうど2人が編成局長の時に、そういう動きが起きているしね。

B あと、日テレとの間では、櫻井翔が直接のパイプになっているという説もあるね。櫻井の父親がテレビの監督官庁である総務省事務次官・櫻井俊というのは有名な話だけど、日テレ上層部は早い時期からそこに目をつけ、櫻井を総務省とのパイプにしようと特別扱いしてきた。『NEWS ZERO』のキャスターに異例の抜てきをしたのも、父親の存在が最大の理由だった。いまでは、櫻井は社長や会長クラスとも会食をしているらしいよ。

C 櫻井は妹も2009年くらいに成城大学から日本テレビの社員になっているね。これもコネ入社という見方が根強い。ただ、たんにアイドルの妹というだけじゃ、コネ入社なんてできるはずもないし、これだけでも櫻井の日テレでの影響力の大きさがわかる。ジュリー氏も大きなプロジェクトの時は、櫻井に口添えを頼んでいるらしい。

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