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SMAP報道の舞台裏を改めて検証!芸能記者匿名座談会(中)

スポーツ紙はSMAP報道でいかにジャニーズの大本営発表を垂れ流し続けたか! その嘘と情報操作を検証する

B でも、スポーツ紙だって同じ穴のムジナだけどね。見出しはセンセーショナルだったけど、中身は結局、ジャニーズ事務所の大本営発表。ニッカンとスポニチはジャニーズ事務所からスクープにお墨付きをもらった関係で、最初から飯島氏と4人の独立の動きを「クーデター」「造反」と決めつけていた。「事務所側が「恩をあだで返した」とみても仕方ない」(ニッカン)、「女性マネの独立画策は芸能界にとってルール違反で、その結果女性マネと中居ら4人が行き場を失った」(スポニチ)とかさ。

C そのあとも批判のトーンはどんどんエスカレート。「渦中女性マネ雲隠れ」「SMAP放置」(ニッカン)、スポニチなんて〈年末年始の仕事現場で、中居らが木村を無視していた〉〈28年苦楽をともにしてきた盟友への冷酷な仕打ち〉と、中居批判にまで踏み込んでいた。

B 一方で、ジャニーズに残ったキムタクを「筋を通した」と大絶賛していたしね。とくにニッカンはキムタクが「4人を説得した」とか「メリー副社長に戻してやってと頼んだ」とかヒーロー扱いしていた。

A でも、ニッカンとスポニチは最初、微妙に報道のトーンが違っていたよ。第一報でも、ニッカンは「SMAP解散」の見出しで「木村残留、他の4人は出て行く」「もう結論は出ている」と言い切っていたが、スポニチは「分裂危機」が見出しで「今後は話し合い次第で全員が残る可能性もわずかにある」とした。その後も一貫して、ニッカンは復帰はありえない、スポニチは復帰の可能性あり、の姿勢だった。

C そんなところから、ニッカンはジャニーズが情報源で、スポニチがバーニングとケイダッシュがネタ元だったんじゃないか、などという観測も流れていたけど。

A ニッカンがジャニーズの情報で記事を書いていたのは間違いない。広報を仕切る白波瀬傑氏はむしろ、関係の深いニッカンに情報を集約させ、全体をコントロールしようとしていた気配がある。関係する芸能記者やレポーターにも「何かあったら『日刊スポーツ』を使え」という通達まであったというし、全国紙の記者が知り合いのジャニーズ幹部に取材を申し込んだところ、「日刊スポーツがうちの公式見解ですから、それを読んで下さい」と言われた、なんて話も聞いた。

B その後のキムタク、ジュリー会談なども、ニッカンが抜いたものだったし、完全に、広報紙だったよね。

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