●キムタクは静香を通じてメリー氏に独立の動きをチクっていた?
──でも、それが途中で頓挫してしまったのはどうしてなんだろう。当初は、円満独立の線で話がまとまり、後は双方の弁護士同士で条件面を詰める段階になっていたのはジャニーズ事務所も認めていたのに。報道では、木村拓哉が拒否したため、引き受け先がなくなって頓挫したという話になっていますが……。
A いや、独立は木村が拒否したから潰れたというような話ではない。もっと裏があるよね。
D でも、木村が途中で裏切ったのは事実でしょう。ジャニーズ側は最初から木村が独立に反対していたと言っているけど、当初、木村は明らかに独立の動きを黙認していた。ジャニーズと飯島側の交渉では、キムタクの映画の権利配分などについても話し合いが進んでいたし、少なくとも、飯島氏はキムタクが一緒に来ると信じていた。それが12月になって突如、ジャニーズに残ると言いだした。
B 翻意させたのは工藤静香だった、という話も出た。たしか、サンケイスポーツが報じたんだよね。
A 真相はサンスポが報じたような美談ではなかったけど(笑)、キムタクの独立拒否に静香がからんでいるのはたしかだろう。リテラと東京スポーツが書いたように、静香はメリー氏とすごく親密な付き合いをしている。静香は結婚をメリー氏にかなり反対された経緯があったため、結婚後はなんとかメリー氏に取り入ろうと、必死でアプローチしていたんだよ。ことあるごとに贈り物をしたり、食事に誘ったり……。その努力のおかげですっかり仲良くなり、お互いの家に遊びに行くほどの親密な間柄を築いた。
D メリー氏自身もその後に応じた「新潮」のインタビューで、「普通のこと」と言いながら、静香との親しい関係を認めていたね。
C つまり、キムタク・静香夫妻はメリー氏と裏で繋がっていたため、独立を拒否したということ。というか、両者の緊密な関係を考えると、最初から中居たちと行動を共にする気はなかったと見るべきだろう。むしろ、中居や飯島氏の動きを逐一、メリー氏に報告をあげていた可能性が高い。
──知らんぷりして、ジャニーズ側のスパイになっていたということですか。
C まあ、そうとも言える(笑)。12月になって、突然、ジャニーズに残ることを表明したのも、事務所の動きに連動したんだろう。実際、この前後に、ジャニーズ事務所は飯島サイドとの交渉をひっくり返すような動きをしている。急にSMAPのコンサートの営業権をすべて差し出せ、と無茶な要求してきたらしいんだ。