A さっき、「新潮」のネタ元は飯島サイドだったという話が出てたけど、実際はケイダッシュだったんじゃないかという見方もある。一旦合意していたのがジャニーズの妨害でご破算になったために、意趣返しとしてリークしたんじゃないか、と。
D 「新潮」とケイダッシュをつないだのはバーニングの周防郁雄社長だという話もあった。周防氏はケイダッシュの川村龍夫会長とは盟友関係で、T 氏のことも可愛がっている。経緯を聞いて、ジャニーズに揺さぶりをかけるために、ケイダッシュを「新潮」に紹介した、という……。実際、「新潮」がSMAP第一弾を報じた翌週、同誌の酒井逸史編集長と周防社長が一緒にゴルフをしていたという情報まであるし、意外と当たりかもしれない。
●ジャニー氏にはしごを外された飯島マネージャー
──それにしても、はっきりしないのは、飯島マネージャーと中居正広はどうして強引に独立に走ったのか、その理由です。スポーツ紙は飯島氏や中居が自分の力を過信してクーデターを起こしたと書いていましたが、実際のところはどうなんですか。
B あれは、ジャニーズの顔色をうかがってそう書いているだけで、どう考えても、飯島氏は独立せざるを得ない状況に追い込まれたんだよ。やっぱり。
A メリー氏は、娘の藤島ジュリー景子氏を出し抜いて飯島氏が後継者を狙っているかのような妄想に取り憑かれていたみたいだけど、ジャニーズ事務所は典型的な同族企業なんだから、飯島氏もそんなこと考えるはずがない。
C 派閥抗争も飯島氏の責任にするのはかわいそうだ。たしかに、飯島氏は完璧主義者で、売り出し方やメディア、共演者の選定についてもすごくうるさいから、ジャニーズ本体と衝突することはあった。でも、数年前まで担当していたタレントはSMAPだけだったから、別に大きな問題にもならなかった。むしろ大成功をおさめた功労者として大きな裁量権が与えられ、逆にジャニーズ本体が飯島氏の方法論を真似るという状態になっていた。ところが、2010年くらいからかな、社長のジャニー喜多川氏が自分の子飼いのタレントなどを飯島氏にプロデュースさせ始めたんだ。KAT-TUNから始まって、Kis-My-Ft2、Hey! Say! JUMP、山下智久、Sexy Zone、A.B.C-Z……。
A たしかにそういう時期はあったね。ジャニー氏は飯島氏のプロデュース手腕をすごく買っていて、逆にジュリー氏のことは評価していなかった。それで、自分のお気に入りの若手や、行き詰まっているタレントを飯島氏に預けるようになった。それで、飯島派がどんどん勢力を拡大していった。